子どもに英語を身につけてほしい親御さんは、英語で子育てをしてみませんか?
英語で子育てをすることで、幼児期から英語に慣れ親しめるメリットがあります。
でも「英語で子育てをするなんてハードルが高い!」と思いますよね。
英語の子育てには、英語が苦手な親御さん向けの方法があります。
今の時代は、誰でも気軽に英語の子育て環境を整えられるんですよ。
おうち英語だけで子どもがバイリンガルになったわが家から、英語で子育てをするメリットについてご紹介していきたいと思います。
この記事でわかること
- 英語で子育てするメリットは?
- 英語で子育てってどうやるの?
- 英語で子育てするデメリットはある?
※本ページはプロモーションが含まれています
Contents
英語で子育てをするメリットは?
英語で子育てをすると、子どもは幼児期から英語に触れて育ちます。
幼児期から英語に触れて育つことで、次のメリットが期待できます。
- 英語耳・英語舌・英語脳が形成される
- 英語に対する抵抗感が薄れる
- 母国語のように英語を習得できる
- 英語が分かれば約30倍の情報が手に入る
1つずつ掘り下げていきましょう。
英語耳・英語舌・英語脳が形成される
英語で子育てをするメリットは、英語耳・英語舌・英語脳が形成されることです。
それぞれの定義は次の通りです。
英語耳 | 日本語にはない英語特有の音(LとRの違いなど)が正確に聞き分けられるようになる |
英語舌 | 日本語にはない英語特有の音(LとRの違いなど)が正確に発音できるようになる |
英語脳 | 英語を日本語に訳すことなく、英語のまま理解できるようになる |
英語を習得するには臨界期とよばれる年齢のリミットがあり、臨界期を過ぎるとネイティブレベルの英語力をつけるのが難しくなるといわれています。
子どものうちから英語に触れるのと、大人になってから英語を学ぶのでは習得スピードが違うからです。
まずは膨大な量の英語を聞いて英語耳を作り、アウトプットしながら英語舌を作ります。
すると、自然に英語を英語で理解できる英語脳が形成されていくでしょう。
日本では2018年に移民受け入れが決定しており、今後ますます外国からの居住者が増えていくとみられています。
少子高齢化により外国人労働者の手が必要になり、多くの企業でグローバル化が進んでいくでしょう。
また、外国からの居住者が増えることで、接客業でも外国人客の対応が必要になりますね。
そんなとき、英語耳・英語舌・英語脳を持ち合わせた最強の日本人であれば、仕事に困ることもないでしょう。
※1:https://www.moj.go.jp/isa/content/001342052.pdf
一般的な資格やスキルは、大人になってから勉強することができますが、使える英語力は幼児期がゴールデンエイジです。
幼児期のうちに英語を始めれば、努力や苦労をすることなく英語が身につきますよ
少子高齢化が進みGDPが下がると、景気が悪くなり、企業は従業員を解雇することがあるでしょう。
失業者が増える中、英語が苦手な人が多い日本では、英語力があれば仕事には困りません。
日本にいるから英語は不要という時代は終わります。
英語に対する抵抗感が薄れる
英語で子育てをするメリットは、英語に対する抵抗感を払拭できることです。
英語に対する抵抗感は、英語が話せない大きな要因となります。
英語が苦手だと、こんなふうに考えてしまいませんか?
- 英語を話すのが恥ずかしい
- 間違えて笑われるのが怖い
- 簡単な受け答えでも緊張する
このように英語に抵抗感を感じていると、一向に英語を話せるようにはなりません。
しかし英語に抵抗感のない子どもは間違いを怖がらないので、驚くほど早く話せるようになります。
英語で子育てをすることで抵抗感を感じにくくなり、ゆくゆくは英語力の飛躍につながるのです。
また、わたしたちは次のような英語の授業を受けてきたと思います。
- 単語を暗記してテストする
- 英会話のロールプレイングで教科書通りの言葉を言う
- How are you?と聞かれたらI'm fine, thank you.と言う
本来、英語は自由なコミュニケーションのはずなのに、わたしたちは常に正解を求められてきました。
英語で子育てをすることで、子どもたちは自由に英語を使い、英語で遊び、日常的な言葉として違和感を感じなくなるでしょう。
お勉強としてでなく、コミュニケーションツールとしての英語を身につけてもらうためにも、英語で子育てをするのが効果的といえます。
母国語のように英語を習得できる
英語で子育てをするメリットは、母国語のように英語を習得できることです。
有名な幼児英語教材・ディズニー英語システムでも、母国語のように英語を習得できる方法を採用しています。
母国語のように英語を習得する方法は母国語方式と呼ばれ、英語をマスターするのに理想的な方法といわれています。
母国語方式を採用することで、次のようなメリットがありますよ。
母国語方式のメリット
- 苦労することなく自然に英語が身につく
- 英語を英語で理解できるようになる
- 使える英語が身につく
子どもの脳は3歳までに80%、6歳までに90%が発達するといわれており、特に言語能力やコミュニケーション能力が伸びやすい年齢です。
英語を6歳までに始めることで、母国語方式で自然と身につけることができます。
母国語方式で英語を習得した子どもは、英語圏で育つ子どもたちと同じように英語を使うことができるようになります。
また、臨界期(9~10歳)前なので、ネイティブレベルに成長することもできるのです。
英語で子育てをすることで、自然と母国語方式で英語を学ぶ環境を作ってあげられますよ。
親御さんの中には、英語による日本語の発達への悪影響を心配する人もいるでしょう。
たとえば、次のような懸念点をよく聞きますね。
日本語発達に対する懸念点
- 日本語と英語を同時進行するとどちらの言語も遅れてしまうのでは?
- 英語が優位になったら日本語の授業についていけなくなるのでは?
- 日本人としての人格が形成されないのでは?
結論から言うと、英語で子育てをすることで、上記のように日本語の発達に悪影響があるとは考えにくいとされています。
しかし、言語環境によっては日本語と英語のどちらか、または両方の発達が遅れるケースもあります。
それが、次のようなケースです。
- 日本語を習得する前(幼児期)に海外へ引っ越すケース
- 日本語を学ぶ機会を与えず自己流の英語教育法のみで育てるケース
大きく分けると上記のような場合に、言語発達に影響が出やすいといわれています。
双方の言語発達が遅れることをセミリンガルと呼び、複数の言葉を話せるにもかかわらず全てが年齢に相応しくないレベルであることを指します。
\ セミリンガルについてはこちらの記事で /
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英語が分かれば約30倍の情報が手に入る
英語で子育てをするメリットは、約30倍の情報が手に入るようになることです。
インターネットで知りたいことを検索した際、英語の情報量は日本語の約30倍にもなるといわれています。
インターネットに転がっている膨大な情報のうち、約6割が英語なのだそう!
英語で子育てをすることで、子どもが将来30倍にも及ぶ情報を入手できる強みを、与えてあげることができるのですね。
英語で子育てをすると、自然と英語耳・英語舌・英語脳が形成されるとお話しました。
そうすると、子どもは自然と英語の本を読んだり、英語アプリで遊べるようになったり、英語の情報にアクセスするようになるでしょう。
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そんな親御さんも安心してください。
英語で子育てをする方法は「ペラペラと英語で話す」「英会話をする」という難しいものではありません。
英語が苦手な親御さんでも、以下の方法であれば今すぐに始められるでしょう。
- 英語動画を一緒に見る
- 英語の語りかけをする
- 英語を娯楽にする
- 英語育児講座を活用する
1つずつ解説していきますね。
英語動画を一緒に見る
英語で子育てをする1つ目の方法は、英語動画を一緒に見ることです。
今の時代は、YoutubeやDVDで英語コンテンツが選び放題!
こちらの記事で、おすすめをご紹介しています。
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英語で子育てをする第一歩として、親子で英語動画を一緒に見ることは最も楽しい方法でしょう。
家族で一緒に動画を楽しめれば、子どもは英語動画に抵抗感を抱かず、英語のまま理解できるようになります。
「パパとママと一緒に英語動画を見るのは楽しいな」と思ってもらえれば、英語動画を習慣化することもできますね。
Youtubeも良いですが、DVDとCDのみの手軽な英語教材・ミライコイングリッシュもおすすめです。
ミライコイングリッシュは、オールイングリッシュのDVDとCD教材。
シールブックがついていて、続けるモチベーションも上がります。
英語習得の基本でありながら、家庭で教えるのは難しいフォニックス(※1)にも対応しているので、DVDを見るだけで英語の読み書きにもつながる充実度なんです。
※1…フォニックスとは、日本語でいうひらがなのような基礎知識のこと。日本の公教育では習いませんが、英語圏では2~3歳で学びます。
ミライコイングリッシュはサンプル映像を請求できるので、気になったらぜひ見てみてくださいね!
より手軽なDVDであれば、うっかりペネロペやGoomiesもオススメ。
ペネロペは1話5分程度のストーリーが13話収録されていて、日常会話で使える英語を学ぶのにぴったりです。
ほっこり癒し系のお話なので、親子で見るにも楽しいですよ。
Goomiesは、ペネロペよりも低年齢の子どもにぴったりの歌やダンス系。
歌・アニメ・フラッシュカードの3部制で、学習要素もある学び系DVDです。
親御さんが忙しく、一緒に英語動画を見ている時間がないご家庭もあると思います。
「子どもに動画を見せっぱなしにしたくない」と思ったら、音声をかけ流しすることもおすすめですよ。
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上記でご紹介しているミライコイングリッシュは、DVDとCDのみなのでかけ流しにもぴったりです。
また、こちらのBaby English Laboなら、絵本とCDのセットが届くので、読み聞かせにもかけ流しにも最適な教材となるでしょう。
Baby English Laboは、親子の英語絵本タイムを充実させるための教材。
「英語の読み聞かせができない」という親御さんのために、絵本の音読CDがついているんです。
英語経験があれば語りかけをする
英語で子育てをする2つ目の方法は、英語で語りかけをすることです。
語りかけを始めると「英語で子育て」が一気に本格化します。
英語で子どもに話しかけるのは、まさに家族で英語を使うことですよね。
受け身で勉強したり子どもだけが頑張ってアウトプットをしたりするよりも、家族みんなで英語を使うことで、英語がより身近な存在になるでしょう。
語りかけについては、以下の記事で詳しく解説しています。
「やってみようかな」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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英語を娯楽にする
英語で子育てをする3つ目の方法は、英語を娯楽にすることです。
娯楽とは、子どもが自由時間に見るYoutubeや、タブレット・スマホでするゲームなどです。
子どもが大好きなYoutube動画やゲームを英語にすれば、子どもも楽しめて英語力もついて、一石二鳥なんですよ。
幼児にも小学生にもおすすめなのが、小学校英語の教科書に準拠しているアプリ・モコモコイングリッシュ。
小学校英語対策にもなる上に、スピーキング練習もできるのでキレイな発音を目指すことができます。
一般的なアプリと違う点は、キャラクターコンセプトがドタバタコメディーだということ。
モコモコイングリッシュのほかにも、英語の動画やアプリをこちらの記事でご紹介しています。
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英語育児講座を活用する
英語で子育てをする4つ目の方法は、英語育児講座を活用することです。
はじめての育児でも、英語が苦手な親御さんでも、プロから直々にバイリンガル育児を教えてもらえる英語育児講座があります。
英語で子育てをするためのコンテンツが毎月送られてくる、通信講座です。
ベビーパーク英語育児講座の内容
- 720種類もの語りかけフレーズ集がもらえる
- 3,500冊のデジタル英語絵本がもらえる(読み聞かせ音声付き)
- 12時間分のかけ流し音源がもらえる
- 600話の英語アニメやドラマ動画がもらえる
- 720枚の音声付フラッシュカードがもらえる
英語で子育てをすることで、子どもはこんなに自然に英語を話すようになっていくんです。
この英語育児講座を終了したあとも、英検準1級レベルまで引き上げるためのプログラムでサポートしてくれます。
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英語の子育てはメリットだらけ!わが家のケースをご紹介
英語で子育てで子どもたちがバイリンガルになったわが家でも、多くのメリットを感じました。
子どもが生まれてから今までにしてきた英語の子育ては、このような感じでした。
- 3歳&1歳で英語子育てをスタート
- 開始から3ヶ月で英語を理解するように
- 2年後には日英バイリンガルに
順番に振り返ってみたいと思います。
3歳&1歳で英語子育てをスタート
わが家では上の子が3歳2ヶ月(幼稚園入園直後)、下の子が1歳半のときに、英語での子育てを本格的にスタートしました。
それまではかけ流しをしていただけで、英語の発語もアウトプットも特にありませんでした。
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英語かけ流しでバイリンガルを目指そう!やり方や効果も解説
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上の子が3歳になり幼稚園に入ると、日中はほとんど日本語環境に置かれることになります。
そこで「英語を始めるなら今だ!」と思った出来事がありました。
何の気なしに、子どもたちに英語で話しかけてみたことがあるんです。
すると、子どもたちは「何言ってるの…?」と言わんばかりのキョトン顔。
当たり前ですが、そのとき子どもたちにとって英語はまだ「知らない言葉」だったんですね。
と危機感を覚えたわたしは、英語で子育てを始めようと思いました。
わが家の英語子育て、はじめはこの2つからスタートしました。
- 英語動画を見る
- 英語で語りかけをする
英語で子育てといっても、初めてのことで何をしたらよいのか分かりませんでした。
「とりあえず日常的に英語を使えばいい」という思いだけで、がむしゃらになっていたと思います。
最初に始めた2つの英語子育てについて、解説していきます。
英語動画を見る
まずは、英語動画を見ることから始めました。
といっても、子どもたちが赤ちゃんの頃から英語Youtubeは見せていたので、やめずにコツコツ続けていた形です。
当時の英語子育てスケジュールは、こちらの記事でご紹介しています。
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英語動画を一緒に見ていると、おすすめ動画に日本語コンテンツが出てきてしまうという壁にもぶつかりました。
わが家ではテレビ番組とYoutubeを英語のみというルールにしているので、Youtubeは英語設定にしています。
以下の記事にやり方を記載しているので、気になったら見てみてくださいね。
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英語で語りかけをする
もう1つの取り組みは、英語で語りかけをしたことです。
わたしはもともと英語が話せたのですが、いざ英語で子育てをしようと思ったときには、すでに英語から離れて10年近く経過していました。
英語知識は残っていたものの、やはり使わないと錆びていくもので、思うように英語が口から出てこないことに気付きガッカリ…。
英語で子育てをするなら、まずは自分の英語力を取り戻さないといけない。
そう思い、積極的に語りかけを始めました。
語りかけについても記事にまとめているので、気になったら読んでみてくださいね。
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開始から3ヶ月で英語を理解するように
英語での子育てを本格的に始めて3ヶ月ほど経つと、子どもたちは英語を理解するようになりました。
英語Youtubeを見て手拍子をしたり踊ったりできるようになり、サビが始まる前に踊り出したりすることも。
語りかけでは「Smile!」というと頬に指を当てたり「Clap!」というと手拍子をしたり、動きでアウトプットができるようになってきました。
そのとき気が付いたのが「今までかけ流しをランダムにやりすぎていた」ということでした。
いろんな英語の歌をランダムで聴かせるのは、一見効果があるように感じますよ。
しかし、毎日違う曲を聴いていてもなかなか定着しません。
なるべく範囲を絞って、お気に入りをローテーションする方法に切り替えると、歌詞を覚えて歌えるようになったり、覚えた英語を日常会話で使ってくれるようになったんです。
ムスコは発達遅延があり、幼稚園での生活でいっぱいいっぱいなところもあったので、めいっぱい時間を使っておうち英語をすることはできませんでした。
しかし英語Youtubeのおかげで娯楽は英語になりましたし、語りかけのおかげで日常会話も英語が定着していきました。
2年後には日英バイリンガルに
英語での子育てを本格的に始めて2年経つころ、子どもたちは日本語と英語のバイリンガルになっていました。
「すっかりバイリンガルになったな」と思ったのは上の子が5歳(幼稚園年長)、下の子が3歳(幼稚園年少)のときでした。
この頃には、きょうだい間の会話が完全に英語になっていたんです。
この頃、まだコロナ禍だったため学級閉鎖やおうち時間が多かったわが家では、子どもたちの英語力が飛躍的に伸びました。
学級閉鎖やおうち時間を利用して、英語のワークや読み書き、オンライン英会話を始めたりと、ステップアップしていきました。
この記事でもご紹介している「母国語方式」で英語を習得してきた子どもたち。
その方式の通り最初に英語耳が育ち、次に英語舌ができてコミュニケーションができるようになりました。
そして英語脳が形成され英語を英語で理解できるようになり、自然と英語の文章が読めるようになったり、次第に書けるようになったりも。
母国語方式のおかげで、英語習得がスムーズでした。
英語子育てと共通のメリット!イマージョン教育とは
海外諸国の多くでは、英語圏でなくても英語で子育てをしている国が多くあります。
オランダやフィリピン、インドではバイリンガル教育が定着しているので、母国語と英語の両方を使って子育てをしています。
中でも、世界的に有名なイマージョン式バイリンガル教育(通称:イマージョン教育)という教育制度があります。
イマージョン(immersion)は、和訳すると「浸すこと」という意味で、カナダ発祥のバイリンガル教育システムです。
つまり、イマージョン教育とは第2言語に浸して習得させる教育方法のことなんです。
日本にいながら、ネイティブレベルの英語力を身につけられる確率が上がるのです。
このイマージョン教育は日本でも取り入れている学校があり、またご家庭でも取り入れやすい方法なんですよ。
ここからは、英語で子育てをする上でも欠かせないイマージョン教育について解説していきます。
イマージョン教育はカナダ発バイリンガル教育
イマージョン教育は、カナダ発祥のバイリンガル教育です。
カナダの公用語は英語とフランス語。
日常生活では英語を使いますが、フランス語も習得することが推奨されています。
英語とフランス語の両方が必要なカナダでは、フランス語のイマージョン教育が行われています。
つまり、フランス語に浸して習得させる方法です
カナダでは、幼児期のうちから基礎科目(国語や算数)をフランス語で学びます。
そうすることで、授業の中身も理解でき、さらにフランス語も習得できるのです。
カナダのイマージョン教育は幼児期から始まるので、子どもたちは苦労することなく英語とフランス語を習得できるのです。
イマージョン教育によってフランス語はもちろん、基礎科目の理解度や英語力の発達も、通常の教育水準と同等に保たれることが証明されています。
よって、世界的にイマージョン教育を導入する国が増えているんです。
日本でイマージョン教育を取り入れている学校は、次の通り。
- 八町小学校(愛知県)※1
- ホライゾン学園仙台校(宮城県)
- ぐんま国際アカデミー(群馬県)
- 星美学園小学校(東京都)
- LCA国際小学校(神奈川県)
- 開智小学校(埼玉県)
- 昭和学院小学校(千葉県)
- 加藤学園暁秀初等学校(静岡県)※2
- 英数学館小学校(広島県)
- 就実小学校(岡山県)
(※1)愛知県の八町小学校は2020年、国内の公立小学校で初めてイマージョン教育が導入されました。
(※2)静岡県の加藤学園暁秀初等学校は、日本で初めてイマージョン教育が導入された学校です。
イマージョン教育の歴史を振り返る
イマージョン教育は、カナダで1960年代に始まったとされるバイリンガル教育法です。
カナダでこの教育法が始まった理由は、カナダ独自の公用語が関係していました。
カナダの公用語は英語とフランス語で、特にケベック州は、英語よりもフランス語の比率が高いエリアです。
しかしカナダ全体で見ると英語を母国語とする国民が多く、フランス語に適応できない子どもが多くいたそう。
そのため、子どもたちがケベック州に行っても生活できるよう、英語とフランス語のイマージョン教育が始まりました。
イマージョン教育の効果が証明され始めると、アメリカをはじめ世界中で導入されるようになったそうですよ。
日本流に考えれば「ケベック州の人はフランス語を使えばいい」「ほかの州では英語だけで生きていけるのだからフランス語は不要」という結論に至ってもおかしくありません。
しかしカナダでは、バイリンガル教育を推進することにしたんですね。
イマージョン教育のメリット・デメリット
イマージョン教育には、メリットとデメリットがあります。
順にご紹介していきましょう。
イマージョン教育のメリット
- 第2言語に浸されるのでネイティブレベルになる
- 双方の言語の理解が進むと「認知力」も向上する
- 母国語を介さず第2言語を理解できるようになる
続いて、デメリットを見ていきましょう。
イマージョン教育のデメリット
- 経済的余裕のある家庭でしか受けられない
- 日本の教育制度とネイティブ講師の方針が違う
- イマージョン教育でストレスを感じる子がいる
- 日本の教育の良さが体験できない
- 両言語が育たない場合セミリンガル(※1)に陥るリスクがある
※1:セミリンガルとは、バイリンガルのように2つ以上の言葉を話すことができるが、どちらも年齢相応レベルに達していない状態をいいます。
イマージョン教育の効果は世界的に証明されているものの、日本で実現するには高いハードルがあります。
日本の公教育ではやっと2020年に、小学3年生で英語が始まるという水準に達しました。
しかし授業は週に1コマ程度で、挨拶や簡単な単語からのスタートなので、公教育のみで英語を習得することは期待できないでしょう。
英語で子育てをしている国はこんなにある
世界には、英語圏ではないにもかかわらず英語で子育てをしている国があります。
親御さんは、英語が得意だったりそうでなかったり様々ですよね。
英語で子育てをしている国では、どういう育児や教育が行われているのでしょうか?
以下の5つの国を見てみましょう。
- フィリピン
- シンガポール
- フィンランド
- スイス
- カナダ
【フィリピン】国民の9割がバイリンガル
英語で子育てをしている国1つ目は、フィリピンです。
英語が母国語ではないにもかかわらず国民の9割が英語を話すフィリピンでは、カナダのイマージョン教育のように基礎科目が英語で行われています。
また、英語のビジネス書類を作る授業もあり、将来英語を使って働くことを見据えたカリキュラムになっているんです。
そして学校教育だけではなく、フィリピンでは英語で子育てもしています。
子どもが見るアニメや映画、音楽もすべて英語。
フィリピンでは町の看板や新聞も英語で書かれているので、子どもは自然と英語に慣れ親しめるのです。
フィリピンでは「将来安定した職について家族を養うためには、英語力が必要だ」という教育がなされます。
フィリピンにはフィリピン語という母国語があるのに英語に力を入れる理由は、フィリピン語の複雑な事情が理由でした。
フィリピン語と呼ばれる言語は何十種類もあって、同じフィリピンの人でもフィリピン語でコミュニケーションを取るのは難しいのだそう。
そのため、英語という共通言語を使って国民がコミュニケーションを取っているのです。
フィリピンの国民にとって英語は必要な言語なので、自然と習得できる環境が整っているのですね。
【シンガポール】最低でもバイリンガル
英語で子育てをしている国2つ目は、シンガポールです。
シンガポールでは、英語、中国語、マレー語、タミル語の4ヶ国語が話されていますが、実は英語が母国語の人は少ないのだそう。
中国語、マレー語、タミル語を母国語している人が多いにもかかわらず、シンガポールで暮らす人にとっては英語がメイン。
中国語、マレー語、タミル語が第2言語のように扱われることが多いんですよ。
シンガポールでは子どもが生まれたときから英語子育てが始まり、まずは英語、それからそれぞれの母国語(中国語、マレー語、タミル語)を習得していきます。
2021年に発表されたシンガポール統計局の最新情報によれば、5歳以上の国民の約半数が家庭で英語を使っているのだそう。
英語で子育てをして、英語もそれぞれの母国語も完璧に習得できるよう力を尽くしているのですね。
【フィンランド】英語圏からの輸入品でバイリンガル教育
英語で子育てをしている国3つ目は、フィンランドです。
フィンランドの公用語は、フィンランド語とスウェーデン語の2つです。
人口は約550万人と少なく、国内の市場規模も小さいため、スウェーデンでは子ども向けの娯楽のほとんどを輸入に頼っています。
英語圏から輸入したDVDやおもちゃは、あえてフィンランド語・スウェーデン語に翻訳せずに流通させます。
スウェーデンの子どもたちは、娯楽を楽しむために英語を習得せざるを得ないのです。
頑張って英語を学ぶのではなく、娯楽を英語で楽しむ英語子育ての中で、子どもたちは遊びながら英語を習得していくのですね。
日本でも、英語圏の作品をそのまま見る習慣がつけば、子どもは自然に英語を理解するようになるでしょう。
英語で子育てをすることで、子どもは自然に英語を身につけられるんですね。
【スイス】マルチリンガルが育つ環境
英語で子育てをしている国4つ目は、スイスです。
スイスは国民のほとんどがバイリンガル、もしくはマルチリンガルです。
スイスには4つの言語が存在します。
東のドイツ語、西のフランス語、南のイタリア語、そして東のロマンシュ語で、なんと4つとも公用語なんです。
国民は、4つの公用語のうち最低でも2つはマスターすることを推奨されているそう!
最低でも2つをマスターするので、もちろん4つすべてを話せる人もいます。
両親それぞれと違う言語で話している家庭もあれば、家庭と学校で違う言語を使っている人もいます。
たとえば…
マルチリンガルの夫婦の間に生まれた子がいるとします。
父親の母国語がフランス語なので、父親とはフランス語で会話をします。
母親の母国語はロマンシュ語なので、母親とはロマンシュ語で会話をします。
町や学校などの生活の場ではドイツ語で、小学校から英語の授業がスタート。
最終的にこの子供はフランス語・ロマンシュ語・ドイツ語・英語の4ヶ国語を使う、マルチリンガルになるというケースです。
4つの言語のうち最低でも2つは使いこなせるよう推奨されているので、親も子どもも自然とバイリンガル・マルチリンガルになれる環境が整っています。
日本では「日本にいれば日本語だけで生きていける」と考えられがちですが、スイスでは「使える言語が多ければ多いほど便利だ」という価値観が根付いているのです。
【カナダ】世界初の画期的バイリンガル教育
英語で子育てをしている国5つ目は、カナダです。
カナダの公用語は英語とフランス語の2ヶ国語ですが、多民族国家のため、英語を母国語としない人たちが共存している国。
そのため、アメリカやイギリスなどの英語圏と比べると国民の英語力に差があります。
わたしは大学時代カナダに留学していて、ベネズエラ出身のホストファミリー宅にホームステイをしていました。
ホストファミリーの母語はスペイン語で、英語はネイティブレベルではありませんでしたが、それでも英語で子育てをしていました。
また、カナダではイマージョン教育というバイリンガル教育が行われています。
イマージョン教育では、フランス語で基礎科目(国語や算数)を学んだり、幼稚園の日常生活をフランス語で過ごしたりと、家庭の外でフランス語を使います。
カナダにはさまざまな国からの移民がいる上に、国が提供するイマージョン教育を受けています。
そのため、少なくとも英語とフランス語のバイリンガルになることができ、両親のルーツによってはマルチリンガルにもなれるんです!
まとめ:英語での子育てはメリットだらけ
英語で子育てをすることは、多くのメリットがあります。
一見難しいように思えますが、実は英語が苦手な親御さんでも始められる方法があります。
海外諸国でも、英語のおもちゃで遊んだり英語アニメを見たり、気軽な方法で英語子育てを行っていることが分かりましたね。
英語はコミュニケーションツールなので、幼児期から慣れ親しむことで抵抗感を抱きにくくなり、マスターするスピードも格段に上がります。
教材やコンテンツを活用したり、家族で一緒に英語を使ったりして、英語子育てを楽しんでくださいね。
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