子供を持つと、英語教育が必要かどうか考えるのではないでしょうか。
年々、子供の英語教育が必要だという考えが定着してきていますよね。
小学校英語が3年生から始まったことで、子供たちはより早くから英語に触れることが求められるようになりました。
この記事では子供の英語教育が必要だとする意見、不要だとする意見をそれぞれまとめた上で、子供の英語に必要な学び方やサービスをご紹介します。
また、海外の英語教育についても解説していますので、世界の英語教育に興味のある人はぜひ読んでみてくださいね。
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Contents
子供に英語教育は必要なのか
今の日本に子供の英語教育が必要なのかどうかは、令和になってもなお議論されるテーマです。
なぜなら、日本では英語を使わなくても生きていけるからです。
わざわざ英語を話さなくても何の弊害もないのが現状ですが、これからの未来を生きていく子供たちにとってはどうでしょうか。
少子高齢化が進み働き手が少なくなると、日本人だけでは人手が足りなくなるかもしれません。
そうなれば外国人労働者や移民を増やして景気を回復させ、GDPを上げようとするでしょう。
「海外で活躍する」「外資系企業に就職する」という大きな目的がなくても、日本にいるだけで英語が必要になる時代が近づいています。
日本は労働環境も厳しい上に、子育て世代からの不満も絶えず、今後は海外に出稼ぎに行く日本人も増えていくとみられています。
そんな日本の未来には、確実に英語力が必要になるでしょう。
しかし、子供の英語が必要かどうかというテーマには、常に両極端の見解があります。
それでは、次の項から子供の英語を必要とする派、そして不要とする派の考えをまとめてみましょう。
【必要派】子供の英語は早いほうがよい
まずは、子供の英語教育は早いほうがよいと考える賛成派の意見について。
現代の日本では、賛成派の意見が大多数を占めるようになりました。
実際にオンライン英会話や英会話教室、気軽に遊べる英語アプリや英語系Youtubeの種類も増えていますよね。
子供の英語教育は早いほうがよいと考える賛成派の理由は、次の通りです。
- 英語教育は9歳までが肝心だから
- 小3で英語が始まるから
- 社会を生き抜く力が育つから
- 将来の選択肢を広げられるから
- 自己肯定感を高められるから
- 英語の学習時間を早くに確保できるから
- 英語に抵抗感を持ちづらくなるから
子供の英語教育を早くに始めることで、上記のメリットが得られます。
1つ1つ、詳しく解説していきましょう。
英語教育は9歳までが肝心だから
言語習得には「臨界期」とよばれるリミット年齢があって、この臨界期を迎えるまでに触れてきた言語は、ネイティブレベルに近づくことができるといわれています。
その臨界期が、9~10歳なんです。
つまり9~10歳までに英語を始めれば、子供は苦労することなくネイティブレベルに達することができるというわけですね。
9歳までに英語を始めるメリット
- 聞き取った英語をそのまま発音できる
- 勉強に偏見がないうちに習得できる
- 知識をスポンジのように吸収できる
- 好奇心があるので何でも意欲的に習得できる
たとえば日本人が苦手とする「L」と「R」の発音も、臨界期までの子供は容易に聞き分け、発音することができるようになります。
臨界期を超えても、本人が意欲を持って学べば習得は可能ですが、すべての子供が英語好きになるとは限らないですよね。
臨界期を迎える前に、すべての英語の音を聞き分けられる"英語耳"や、英語を英語のまま理解する"英語脳"を育てておくことが大事です。
ここからは、臨界期を迎える前の子供と、臨界期を迎えたあとの子供がどのように英語を習得していくか、解説していきます。
まず、臨界期は主に9~10歳といわれており、この年齢までの子どもには「条件学習能力」という能力が備わっています。
一方で、10歳を超えると「概念学習能力」という能力に変わっていきます。
条件学習能力と概念学習能力の違いや特徴は、以下の通りです。
条件学習能力 | 概念学習能力 |
|
|
臨界期を迎えるまでの子供に備わっている「条件学習能力」とは、つまりその言語を聞いているだけで自然と習得できる能力のことです。
赤ちゃんが、まわりの大人から話しかけられながら育って、1~2歳くらいで言葉を話し出すメカニズムとおなじですね。
そして、臨界期を迎えたあとに成長する「概念学習能力」は、9~10歳くらいの子供からわたしたち大人にも備わっている能力です。
英語の文法や語彙、文章の組み立て方などを論理的に理解し、効率的に学習できるようになります。
つまり、10歳を過ぎると英語を聞いているだけでは習得できなくなり、読み書きと並行することで効率的に学習できるようになるのです。
英語を聞いてそのまま発音し、徐々にコミュニケーションがとれるようになり、ネイティブレベルに育てることができるのは、臨界期前の「条件学習能力」を持った子供ならではの特権なのです。
よって、英語のコミュニケーション力を鍛えたいのであれば、臨界期前に英語を始めることがマストなんです。
中でも2~5歳くらいの子供は英語習得のゴールデンエイジといわれており、この年齢で英語を始めると特に有利なんですよ。
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小3で英語が始まるから
2つ目の理由は、小3で英語が始まるからです。
2020年から、小学校3年生で英語の授業がスタートしています。
3~4年生は週に1コマ、5~6年生は週に2コマ程度の英語授業が導入されており、小3からさっそくコミュニケーション英語が始まります。
英語にまったく触れていない子供と、簡単なやりとりができる子供では、英語の授業に対する意識も違ってくるでしょう。
小学校で始まる英語の授業に向けて、幼児期のうちから教材を取り入れるご家庭も多いですよ。
教材については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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社会を生き抜く力が育つから
3つ目の理由は、社会を生き抜く力が育つからです。
実は英語教育のメリットは英語力だけではなく、次のような力も育てることができます。
- 偏見や差別のない認知力
- 固定観念にとらわれない思考力
- 多様性を受け入れる
日本は人口の大半が日本人で、同じ言語に同じ文化、身体的特徴なども同じような人たちが生活する国。
世界的に見るととても珍しいんです。
しかしこれからは、日本国内で日本人とだけ関わりながら生きていく…という社会ではなくなっていくでしょう。
そんなとき、英語だけでなくその背景にある歴史や文化を知ることで「世界中にはいろんな国々や言葉、文化や習慣があるんだ」ということを自然と認識できます。
英語を通して、いろんな国に対する理解を深めることで、特定の価値観や考えにとらわれない思考力が身につくのです。
これからの社会で多様性を受け入れ、異文化に対する理解力が身につくことで、将来どんな国の人とでもコミュニケーションを取り、人間関係を築いていくことができるでしょう。
偏見や差別をすることなく、みんなで助け合い共存していく。
子どもの頃から英語に慣れ親しむことによって、英語力だけではなく人間力を磨くこともできるのです。
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将来の選択肢を広げられるから
4つ目の理由は、将来の選択肢を広げられるからです。
子供の頃に英語を始め、使いこなせるようになると、将来就く仕事や生きる世界などの選択肢が広がります。
子供がどんな人生を歩んでいくかは未知の世界ですが、日本は今よりもっとグローバルな社会になっているでしょう。
世界で英語を話す人の人口は、約15億人にものぼるといわれています。
もしかすると日本は将来、マレーシアのように世界各国の企業が集結する、国際色豊かな国になっているかもしれません。
逆に、日本から外国に出稼ぎに行かなければならない時代になっているかもしれませんね。
いずれにしても、多くの企業で高い英語運用能力が求められるようになるでしょう。
就きたい仕事で英語が必要になったとき、また英語圏で暮らすことになったとき、その年齢から英語を始めても簡単にマスターできるものではありません。
努力や苦労することなく英語を身につけられるのは、子供の特権でもあります。
将来の選択肢を広げ、たくさんの生き方や職業を選ばせてあげるために、子供の英語教育は必要だという意見があるのです。
自己肯定感を高められるから
5つ目の理由は、自己肯定感を高められるからです。
子供のうちから英語に触れ、得意にしてあげることで、子供の自己肯定感を高めたり自信をつけたりすることができます。
英語に自信が持てれば、どんな相手とも堂々とコミュニケーションができるようになったり、小学校英語が始まるとクラスで活躍できたりするでしょう。
このような小さな自信は、その後の子供の自己肯定感を左右するといっても過言ではないほど、大切な記憶になります。
ほかに苦手な科目があったり、できないことが多くても「でも英語話せるし」と思うだけで、前向きにいろんなことにチャレンジできる自信がみなぎってくるかもしれません。
子供が全員そのようになるとは限りませんが、子供の英語を必要と考える立派な要素でしょう。
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英語の学習時間を早くに確保できるから
6つ目の理由は、英語の学習時間を早くに確保できるからです。
ここでいう英語の学習時間とは、2,000時間。
これは、日本人が英語を習得するために必要だといわれているトータル時間です。
アメリカ国務省に付属されている、Foreign Service Institute(FSI)という機関が、1973年に次の発表をしています。
英語を母国語とする人たちが、ほかの言語をマスターするのにどれくらいの時間がかかるのか?を算出したものです。
外国語の研修成果と学習時間に関する資料 | |
英語と似ている言語(フランス語・ドイツ語など) | 720時間 |
英語とやや異なる言語(ギリシャ語、ヒンズー語など) | 1,320時間 |
英語とかなり異なる語(ロシア語、トルコ語など) | 1,320時間 |
英語と全く異なる語(中国語、日本語、アラビア語、朝鮮語) | 2,400~2,760時間 |
英語を母国語としている人たちが、フランス語やドイツ語など"英語と似ている言語"を学ぶときは、720時間(約24週)でマスターできるのに対し、彼らが日本語を学ぼうとすると、3,000時間近くかかることもあるそうなんです!
そういうわけで、日本人が英語を学ぶにも同じだけの時間が必要だということなんですね。
しかし、ここで問題が生じます。
日本の学校教育では、小学校から大学までの英語授業時間をトータルしても1000時間に満たないことがわかっています。
2,000時間って、思っているよりずっと莫大な時間なんですね。
しかし、子供のころから英語に触れていれば、2,000時間に到達するのはあっという間。
幼児期のうちは勉強も義務ではないですし、宿題もありません。
それが小学生になると、勉強に宿題、友達との時間や習いごとと、想像以上に時間がなくなっていきます。
さらに中学生、高校生になれば部活動やアルバイトも始まり、なおさら英語に割く時間がなくなりますよね。
英語アニメや英語絵本でゆっくり英語に慣れ親しめるのは、幼児期の特権でもあるんですよ。
幼児期に1日1時間英語に触れれば、5年半で2,000時間に到達します。
1,000時間は学校教育で学ぶので、残り1,000時間を家庭で補いたい場合は、たった2年8ヶ月で達成できます!
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子供に英語が必要だという意見の中には、単純に「時間的余裕がある」という理由もあるのですね。
英語に抵抗感を持ちづらくなるから
7つ目の理由は、英語に抵抗感を持ちづらくなるからです。
英語に対する抵抗感は、英語力アップの大きな妨げになります。
抵抗感があると「話そう」「コミュニケーションをとろう」という意欲が削がれ、モチベーションも上がりませんよね。
ところが子供のうちから英語に慣れ親しめば、日本語と同じように英語を扱うことができるようになります。
抵抗感を払拭してあげるには、小学校入学前に英語を始めることがポイント。
理由は、小学校に入学すると羞恥心や社会性が身につき、抵抗感を持ちやすくなってしまうためです。
たとえば、子供は小学校に入って「子供社会」の中で生きるようになると、英語に対してこんなふうに考えるようになるでしょう。
「英語を間違えたら恥ずかしい」
「みんなと発音が違ったら笑われるかも」
「間違えるくらいなら最初から話せない方が楽だ」
小学校に入ると、子供たちは日本社会の特徴でもある同調圧力を感じるようになります。
英語を学んでネイティブのような発音になることを恥ずかしいと思ったり、日本で英語は必要ないと諦めたりする子供も多いんですよ。
子供のうち、できれば小学校入学前から英語を始めることで、英語に対する抵抗感を払拭してあげることができるでしょう。
そして、日本語と同じコミュニケーションツールなのだということを、理解しやすくなります。
抵抗感がなければ、間違いや他人の目を気にせず英語をアウトプットできるので、必然的に英語力は伸びていくのです。
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【不要派】子供の英語は日本語のあとにすべき
それでは、子供の英語が不要だと考える根拠についても見ていきましょう。
不要派の理由は、主に以下の通りです。
- 子どもに無理をさせる可能性があるから
- セミリンガルの要因になるから
- アイデンティティクライシスの要因になるから
- 早く始めてもいずれは小学校で習うから
- 日本語での論理的思考力が重要だから
- 継続しなければ意味がないから
子供の英語が必要だと思っていても、不要派の意見には納得させられるものがあります。
詳しく掘り下げていきましょう。
子どもに無理をさせる可能性があるから
1つ目の理由は、子どもに無理をさせる可能性があるからです。
英語で苦労したことのある親御さんは、子どもに同じ思いをさせないために、子供に英語を習わせる人もいるでしょう。
もちろんそれは有益なことですが、子供が無理をしていたらただの苦行になってしまいます。
英語の習いごとによっては、先生と一緒に楽しく会話をしたり歌ったりする教室もあれば、ひたすら暗記させている教室もあります。
子供の英語が必要だからといって、やみくもに効果のある習いごとをさせるのは、根本的な解決にならないのですね。
無理をして英語を学んだ子供は、英語に対しこんな印象を抱いてしまうかもしれません。
- 英語をコミュニケーションツールだと認識できない
- 英語嫌いになりまったく力がつかない
- 英語に対し拒否反応を起こす
- 小学校英語にも悪影響を及ぼす可能性がある
子供の英語が必要だと思うことは間違いではありませんが、子供に無理をさせてまで習得させようとするのは、適したやり方ではないでしょう。
子供の思いや希望を尊重しながら、習いごとや英語の取り組みを選んでくださいね。
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セミリンガルの要因になるから
2つ目の理由は、セミリンガルの要因になるからです。
セミリンガルとは、複数の言語を話せるけれども、そのどれもが年齢相応に発達していない状態を指します。
子供の英語が不要だとされる最も大きな理由がこのセミリンガル問題で、英語を始める年齢が早すぎると日本語が遅れるといわれたりもしますよね。
こんなふうに不安になる親御さんもいると思います。
それではここから、子供がどんなふうにセミリンガルになっていくのか見ていきましょう。
セミリンガルになる可能性として、大きく分けて2つのパターンがあります。
日本はほぼ日本語だけで生きていける国なので、日本語が遅れるとは考えにくいのです。
それをふまえて、セミリンガルになる可能性を2パターン見ていきましょう。
パターン①
小学校低学年くらいまで日本で過ごし、海外に移住するケースです。
小学校低学年だと、まだ日本語が完璧とはいえない状態で言語環境がガラリと変わります。
子供はすぐに新しい言語環境に慣れ、現地の言葉を話せるようになるでしょう。
しかし性格や年齢によっては、数年間セミリンガル期間があるかもしれません。
また、積極的にコミュニケーションをとらないと現地の言葉も覚えられない上に、母国語も忘れてしまってセミリンガルになる…という可能性があります。
パターン②
海外移住はしませんが、日本語を完璧に覚える前にシャットアウトし、英語だけの環境に置くケースです。
たとえば、日本でインターやプリスクールなどの英語環境に入れ、家庭でも日本語を禁じるなど、極端に日本語を排除することでセミリンガルになりやすいといわれています。
日本にいながら英語教育をして、100%ネイティブレベルになれるとは言い切れません。
その上、母国語である日本語もきちんと学べなければ、どちらの言語力も育たない可能性があります。
正直にいうと、わが家はこのパターン2に近いタイプです。
家庭内では英語を使い、テレビ番組やYoutubeも英語なので、わが家で日本語を使うことはほとんどありません。
しかし、子供たちは日本語幼稚園出身・公立小学校在籍なので、きちんと日本語教育を受けています。
そのため日本語に困ることはなく、小学生としての基本的な国語力も問題ないといわれています。
冒頭でも少し触れましたが、日本にいながら子供の英語教育をしただけで、日本語が遅れるというのは考えにくいでしょう。
特に、わたしが発信しているおうち英語では、日本語も英語も大切に育てていく方法を採用し継続しています。
日本語のために英語をあきらめる、英語のために日本語をあきらめるのではなく、どちらも大事なコミュニケーションツールとして同時進行で育んでいけば良いのです。
アイデンティティクライシスの要因になるから
3つ目の理由は、アイデンティティクライシスの要因になるからです。
子供のうちから英語教育をすることで、アイデンティティクライシスに陥ってしまう可能性が危惧されています。
アイデンティティクライシスとは、幼児期から英語環境に入れることで日本人としての自覚が薄くなってしまうこと。
たとえば、日本で生まれ育った日本人なのにもかかわらず、インターで育っているために日本社会に溶け込めなかった人は、
「自分がどの国に所属しているのか分からない」
「自分は一体何者?」
と、精神的に不安定な状態になってしまう可能性があります。
それだけでなく、まわりに溶け込めないことから浮いてしまったり、いじめにつながったりすることもあるのです。
インターなど、日本とは違う文化を学ぶ環境に身を置く場合、日本人としてのアイデンティティを家庭で教えることが大切です。
ただし、日本人としてのアイデンティティが必ず必要かどうかというのは、それぞれの家庭や親御さんの考えによって違うでしょう。
わが家で考えるアイデンティティは国籍をベースにしていないので、わたしは個人的に日本人としてのアイデンティティは重要視していません。
日本人であるかそうでないか、ではなく、子供個人のアイデンティティを大切に、おうち英語をしています。
早く始めてもいずれは小学校で習うから
4つ目の理由は、早く始めてもいずれは小学校で習うからです。
子供のうちに英語を初めても、小学校3年生で英語(外国語活動という名目)が始まるため、早く始める意味はないのでは?という意見があります。
今までは英語が中学校スタートだったので、子供のうちから英語を始めることで先取り学習になり、中学校での負担を軽くすることができました。
しかし英語が小3スタートになった今、仮に3~4歳で英語を始めても、小3で楽ができるほどの英語力がつくかどうかといったら、個人差があるでしょう。
たとえば小3までに自己紹介ができるようになったり、好きな食べ物を言えるようになったとしても、そのレベルのことは小3ですぐに習うので、結局あっという間にまわりに追いつかれてしまうことも考えられます。
英語スタートの年齢が早まったことで「小3で始まるならそれで十分なのでは」「それ以上早く始める意味はないのでは」という意見が出てきているのです。
小学生を育てるわたしからしても非常に貴重な意見だったので、子供の英語教育を考えている親御さんの参考になればと思います。
日本語での論理的思考力が重要だから
5つ目の理由は、日本語での論理的思考力が重要だからです。
子供のうちに英語を始めることで、日本語で物事を考える論理的思考力が育たないという指摘があります。
論理的思考力とは、物事を順序だてて論理的に考える思考力のこと。
論理的思考ができる人は、説得力のある説明ができたり、相手の気持ちを汲み取りながら会話をしたりすることができます。
わたしたちはそれぞれ、自分の軸となる言語(=母国語)を持っています。
日本で生まれたのであれば日本語ですね。
その母国語を使って論理的に物事を考える力は、生きていく上で必要な能力で、英語教育よりもずっと大事なものだとされています。
母国語で論理的思考ができるようになると、さまざまな課題や問題を自力で解決できるようになります。
しかし、子供の頃に英語教育漬けにしてしまうことで、この母国語での論理的思考力が十分に育たない可能性があります。
早くに英語を始めることで日本語の発達に遅れが出るという、セミリンガルという問題にも直結する部分ですね。
むやみに幼児期に英語を教え込むよりも、母国語で物事を考えられる力を育てる方が大事という理由で「英語を始めるのは小学校高学年がベスト」という意見もあるのです。
また、もう1つ興味深い理論があります。
それは、外国語が母国語のレベルを超えることはないということです。
日本人の場合、日本語のレベルを英語が超えることはない、ということになりますね。
つまり、日本語が苦手な人は必然的に英語も苦手になります。
母国語が日本語の人が、日本語は下手だけど英語なら上手に話せるというのは、信じない方がよいということです。
「英語が得意になりたいのならまず母国語を完璧にすべき」という見解から、子供の英語教育に反対する人がいるようです。
継続しなければ意味がないから
6つ目の理由は、継続しなければ意味がないからです。
子供の頃から英語を始めたとしても、長期スパンで続けなければ無駄になってしまいます。
少なくとも高校卒業くらいまでは英語教育を続けない限り、英語が話せる状態を維持するのは難しいでしょう。
英語に限らず、言語をマスターするということは、自転車のように数ヶ月練習すればできるようになるものではありません。
英語教育は厳密にいうと終わりがなく、マスターできたと思っても、学び続けなければ衰えていくものなのです。
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理想は、高校卒業くらいまで親御さんの協力のもと英語教育を続け、それ以降は子供が自力で英語を維持していけたら良いですね。
それくらい、子供の英語教育は長い目で見て続けていかなければいけないもの。
その覚悟がないのであれば、中途半端な英語教育を始めるよりも、ほかの習いごとや遊びに時間を割くほうがずっと有益でしょう。
子供の英語教育に必要な5つのポイント
子供の英語教育に必要な5つのポイントを解説していきます。
子供の英語にはさまざまな方法やサービスがありますが、せっかく英語教育をするなら失敗したくないですよね。
子供が英語を好きになったり、自然に使いこなせるようになったりして、将来の選択肢や生きる世界が広がれば親御さんの本望だと思います。
そのためには、押さえておきたい基本的なポイントがあります。
英語を得意にするためやみくもにあれこれさせていても、英語嫌いを助長したり受け身学習になったりして、グローバルな思考力は育たないでしょう。
それでは子供の英語教育を成功に導く、5つのポイントを見ていきましょう。
- コミュニケーション英語を学ぶこと
- 親も一緒に学ぶこと
- 英語を強制しないこと
- 遊びながら学ぶこと
- 年齢に応じた学び方をすること
以下にて詳しく掘り下げていきますね。
コミュニケーション英語を学ぶこと
子供の英語教育に必要なポイント1つ目は、コミュニケーション英語を学ぶことです。
子供の英語教育をするなら、いかに子供に「英語でコミュニケーションをとりたい!」「もっと話せるようになりたい!」と思ってもらえるかが大切です。
特に乳幼児は、視覚よりも聴覚のほうが反応しやすいといわれています。
そのため、乳幼児で英語を始めるならかけ流しや読み聞かせで、人の口から発せられるリアルな英語を聴かせてあげることが効果的なんですよ。
子供の英語に暗記テキストを使ったり、読み書きから始めたりするのはナンセンスで、子供にとっては楽しくもなければ記憶に残るやり方でもありません。
耳から英語を聴かせてあげることが、コミュニケーション英語を学ぶ第1歩になります。
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臨界期である9歳までに英語を始める場合には、リスニングからスタートし、コミュニケーションができる英語力を目指しましょう!
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子供の英語教育に必要なポイント2つ目は、親も一緒に学ぶことです。
意外なことに、親御さんが一緒に学んでいるご家庭とそうでないご家庭では、子供の英語力の伸び方にも違いがあります。
理由はシンプルで、子供にとって大好きな存在である親御さんが英語に興味を示し、前のめりで学んでいれば、子供も自然と興味を持つからです。
英語で話せたら楽しいよね!パパ/ママといっしょに英語を練習してみよう!
こんなふうに家族で英語を使うことを意識すると、子供の意欲も変わってくるでしょう。
親御さんに英語力がなければいけない、ペラペラでなければいけないということではありません。
子供が英語の取り組みをするときには、親御さんも一緒に参加し「英語を話せると楽しいね」という気持ちを共有しましょう。
親御さんが一緒に学ぶことで、子供の英語力や学習意欲は変わってくるでしょう。
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子供の英語教育に必要なポイント3つ目は、英語を強制しないことです。
子供の英語教育の落とし穴の1つでもあるのが、つい強制してしまうこと。
子供のうちに英語をマスターしてほしい思いから、熱が入ってしまうのも分かりますが、ノルマを課したり無理強いしてしまったりすると、英語嫌いを助長することにもなります。
特に乳幼児期であれば、親御さんが選んだ英語アニメや英語DVDを文句言わず見てくれると思いますが、幼稚園児・保育園児になると友達の影響を受け始めたり、見るアニメを自分で決めたがったりするかもしれません。
小学生にもなると、もう親御さんが主導権を握ることすら難しくなるほど、子供には子供の意思が出てきます。
子供のやりたいことや思いも尊重しながら、英語教育をコツコツ続けていければ理想でしょう。
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遊びながら学ぶこと
子供の英語教育に必要なポイント4つ目は、遊びながら学ぶことです。
子供のうちから英語を始めるなら、座学や講義ではなく遊びながら身につけることが理想的です。
具体的には、歌を歌ったりダンスをしたり、英語のゲームで遊んだりしながら覚える方法です。
子供のうちから英語を始めるのに、机に向かってばかりだと、子供は「英語=勉強」と捉えてしまうでしょう。
たしかに、年齢が上がれば少しずつ文法を学んだりワークを解いたりする必要も出てくるかもしれません。
しかし、未就学児や小学校低学年のうちに英語を始めるならば、身体全体で覚える方が何倍も効果的です。
臨界期を迎える前の子供は、むしろ頭ではなく身体で覚えるほうが得意です。
無理にお勉強式で英語を学ばせるのではなく、遊びながらついでに英語を覚えるような感覚で、楽しくマスターしていきましょう。
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年齢に応じた学び方をすること
子供の英語教育に必要なポイント5つ目は、年齢に応じた学び方をすることです。
年齢とは、大きく分けると臨界期前と臨界期後です。
「子供は適当に英語を聴かせていれば勝手に覚える」と思っている人もいるでしょう。
しかし、臨界期を迎えた子供にはリスニングのみの学習法は不向きです。
臨界期を迎えた子供は、リスニングだけで自然と英語を聴き取れるようになる力が衰え始めています。
そのかわり、言語の仕組みを理解し論理的に習得する力を身につけているので、リスニングと文法を同時に行うことで効果を得られるでしょう。
このように年齢に応じた学び方をすることも、英語教育の大事なポイントですよ。
子供の小学校英語に向けて必要な対策とは
子供の英語が必要かどうかにはさまざまな見解がありますが、2020年から小学校3年生で英語の授業がスタートしました。
子供の英語が必要と考えるご家庭では、小学校英語に向けての対策をしたいという理由もあるでしょう。
ここからは、小学校英語スタートに向けて今からできる対策についてまとめてみたいと思います。
特に重要なポイントは以下の通りです。
- 小学生レベルの英単語を知っておく
- 英会話に慣れておく
- 読み書きの準備を始める
- 中学校英語に備えておく
1つずつ掘り下げてみましょう。
小学校レベルの英単語を知っておく
小学校英語スタートに向けて今からできる対策1つ目は、小学校レベルの英単語を知っておくことです。
小学校3年生で始まる英語の授業では、英語の歌を歌ったりクイズで遊んだり、簡単な挨拶を練習したりします。
使う英単語は、ネイティブ年齢に換算すると2~3歳児レベルの簡単な単語ばかり。
ぜひ小学校英語が始まる前に知っておきましょう。
小学校3~4年生で習う英語は、以下のジャンルです。
- あいさつ(Helloなど)
- 感情(Happy, Sad など)
- 色
- 好きなものを聞く表現(Do you like 〇〇?, I like 〇〇.など)
- ローマ字(大文字・小文字)
- 天気
- 曜日
- 時間
- 食べ物
- 場所
数が多いように感じますが、日本語に置き換えれば毎日使う簡単な単語ばかりです。
幼児期のうちなら簡単に習得できるレベルなので、ぜひ遊びの中で触れることから始めてみてください。
乳幼児期に始めるなら、こどもちゃれんじEnglishがおすすめです。
こどもちゃれんじEnglishは、0~1歳向けの「ぷち」から5~6歳向けの「じゃんぷ」までの5年間で、1,800語以上の英語に触れられます。
なんと、中学校3年間で習う英単語よりも多いのだそう!
こどもちゃれんじEnglishは2ヶ月おきにおもちゃメインの教材が送られてくるので、楽しく遊びながら英語を習得できますよ。
タブレットで遊べる年齢になったら、MOCOMOCO ENGLiSH(モコモコイングリッシュ)というアプリをおすすめします。
小学校英語の学習指導要項に準拠しており、小学校で習う英単語を網羅できます。
MOCOMOCO ENGLiSHは、お勉強感なく英語を学べるアプリなんです。
コンセプトはドタバタコメディーで、ゆるカワ系よりもオモシロ系が好きな子供に大ウケするキャラクター。
面白おかしいアニメで英語を学び、シャドーイング(英語をマネして発音してみること)でネイティブの発音を練習することもできます。
対象年齢は0~12歳なので、長く使えて着実に英語力がつくアプリとして人気ですよ。
画像参照:MOCOMOCO ENGLiSH公式サイト
おすすめの英語アプリは、こちらの記事でもまとめています。
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おうち英語ガチ勢ママが厳選!子供向け英語アプリまとめ
子どもの英語教育をするのに、英語Youtubeや英語絵本を取り入れているご家庭もありますよね。 では、遊びながら英語が学べるアプリは取り入れていますか? 最近では、英語初心者キッズでも気軽に遊べるものや、親の手助けがいらないゲームなど、アプリの内容も充実してきています。 ...
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英会話に慣れておく
小学校英語スタートに向けて今からできる対策2つ目は、英会話に慣れておくことです。
小学校3年生で始まる英語の授業では、挨拶や自己紹介など簡単な英会話から始まります。
英会話に慣れておくことで、小学校英語の授業で活躍できる可能性もあり、子供の英語モチベーションにもつながりますね。
小学校3年生で英語が始まったとき、英会話ができる子供はまだまだ少ないと思うので(地域差はありますが)、少しでも英会話に慣れておくと格段にレベルの違いを感じることができるでしょう。
英会話に慣れておくためにおすすめしたいのが、オンライン英会話です。
英語が初めての子供でも気軽に始められる子供向けサービスが豊富なので、ぜひ無料体験を活用してみてください。
小学校英語に向けて英会話に慣れておくことで、英語の授業が始まったときに苦手意識を持つことなく「英語を話すって楽しい」「もっと英語で話してみたい」と思えるきっかけになるかもしれません。
小学校英語対策にぴったりの、子供向けオンライン英会話サービスをご紹介します。
Global Crown
Global Crownは、3~12歳を対象としたオンライン英会話サービスです。
講師は全員日英のバイリンガルなので、英語がまったくわからなくても日本語でフォローしてもらうことができます。
子供の英語はオールイングリッシュが良しとされていますが、すでに日本語に慣れている子供にとってはオールイングリッシュがストレスになってしまう可能性があります。
子供の年齢や性格によっては、Global Crownのように日本語フォローをしてもらえるサービスが合う場合もあるのです。
またGlobla Crownではレベルをクリアすると表彰状がもらえて、子どものモチベーションが上がる工夫がされていますよ。
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QQキッズ
QQキッズは、国際資格TESOL(英語を母語としない人に英語を教える資格)を取得した優秀な講師陣が揃ったオンライン英会話サービスです。
講師はフィリピン国籍で日本語は通じませんが、困ったときは日本人スタッフがサポートしてくれます。
またQQキッズは、子供向けオンライン英会話サービスで人気No.1に輝いたこともあるお墨付き。
教えるプロによるオンライン英会話なので「確実な英語力を!」「将来的に使える英語力を!」という目標を持つご家庭にぴったりです。
\ 無料体験はこちら /
kimini英会話
kimini英会話は、教育のプロ・学研が提供している安心・安全のオンライン英会話サービスです。
全国の小学校・中学校・高校の授業でも、学研の英会話が導入されているくらいの信頼度を誇っています。
プランの選択肢が多いことも魅力で、毎日レッスン(25分)できるプランでも6,800円という破格の料金設定なんです。
幼児プラン・小学生プランと分かれているので、年齢に応じたレベルの英語を学ぶことができますよ。
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上記でご紹介したオンライン英会話以外にも、おすすめのサービスをご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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子供向けおすすめオンライン英会話!自宅でバイリンガルを目指そう
この記事では、子供向けオンライン英会話のおすすめをご紹介していきます。 小学校英語が3年生から始まり、英語教育はコミュニケーションが重視されるようになっています。 悩める親御さん ...
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【月7,000円以下】コスパで選ぶ子供用オンライン英会話まとめ
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読み書きの準備を始める
小学校英語スタートに向けて今からできる対策3つ目は、読み書きの準備を始めることです。
小学校3~4年生の英語はコミュニケーションを学ぶ授業ですが、5~6年生になると読み書きが始まります。
5~6年生はまだ先のように感じますが、小学生は英語以外にも習いごとや宿題などやることが満載なので、時間のある幼児期のうちに読み書きの準備を始めておくに越したことはないでしょう。
とはいえ、幼児期で読み書きのお勉強を始めなければいけないわけではありません。
幼児期でお勉強英語を強要しても、身につかないどころか英語嫌いを助長してしまう可能性があるので、あくまで遊びの中で少しずつ読み書きの準備をしてみましょう。
ここからは、幼児期でも気軽に楽しく英語の読み書き準備ができるコンテンツや、サービスをご紹介していきます。
epic!
epic!は、世界中の絵本が40,000冊以上も読み放題になる読書アプリです。
英語絵本にたくさん触れたいけれど、読み聞かせができない…という親御さんも安心の、音声機能付きです。
単調な文章で構成された本や、文字の少ない図鑑など、多岐にわたる世界中の絵本に触れることができます。
楽しいお話に出会って、少しずつ英語の羅列に見慣れることから始めると、無理なく英語の文字に慣れ親しむことができますよ。
\ epic!のダウンロードはこちら /
トド英語
トド英語は、聞く・話す・読む・書くの4技能をバランスよく習得できる英語アプリです。
英語初心者でも始められる細かなレベル分けで、アルファベットをなぞるゲームから始められます。
レベルはA~Zまであり、すべてクリアするとアメリカの小学校2年生レベルの英語力がつくといわれていますよ。
読み書きの準備にもぴったりな読み聞かせ機能や、アルファベットや英単語を書くゲームも含まれているので、幼児期から始めておくことで小学校英語にもすんなり移行することができるでしょう。
トド英語については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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英語絵本
英語絵本は、読み書きの準備をするのに効果的です。
幼児期から英語絵本に触れていると、視覚的に英語の羅列に慣れることができ、読み書きへの移行がスムーズになるでしょう。
そう思ってしまう親御さんも、安心してください。
英語絵本は、年齢相応の本を読む必要はありません。
日本はEFLといって、英語が日常的に使われない国なので、英語圏やフィリピン・インドと比べて英語力が劣ってしまうのは当然のこと。
年齢相応の本を読もうとせずに、まずは単語や単文で構成された本から慣れ親しんでみましょう。
英語絵本選びのポイント
- 簡単に読める本
- ページ数が少なくすぐ読み終わる本
- 読んでいて情景がイメージしやすい本
その子のレベルよりも少し低めのレベルの本を選ぶことで、子供が「自分でも読める!」という成功体験をすることができます。
簡単に読める本や、すぐ読み終わる本を何度も読むことで、絵本を読む力が育ちやすいのです。
簡単に読める本をたくさん読むことは「多読」の基本でもあります!
無理に難しい本を読もうとして、読めたとしても「読む」ことに一生懸命になってしまい、内容が頭に入ってこないことがあります。
簡単な本を何度も読んで子供に自信をつけてあげれば、どんどん読解力が身につき、読み書きに移行しやすくなるでしょう。
こちらの記事で、親御さんも一緒に読める英語絵本をご紹介しています。
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ポピー Kids English
幼児教材メーカーのポピーは、小学校英語対策もバッチリできます。
お手頃価格で自宅学習ができるので、小学校英語対策にも人気の教材ですね。
読み書きの準備にオススメなのは、ポピー教材の中でも英語に特化した「ポピー Kids English」です。
ポピー Kids Englishのおすすめポイントは、次の通りです。
ポピー Kids Englishおすすめポイント
- ポピペン(タッチペン)で楽しくリスニングできる
- 間違い探しや迷路で読み書きも練習できる
- 小学校で習得する2倍もの単語が収録されている
- 月額1,595円というお手頃価格である
対象年齢は幼児から小学校3年生くらいまでなので、5年生から始まる読み書きに備えたい人にもオススメです。
\ 資料請求はこちら /
上記でご紹介してきた英語教材のほかにも、オススメ教材をこちらの記事でご紹介しています。
コミュニケーション英語から読み書きまで、幅広く網羅している教材が豊富にありますので、参考にしてみてくださいね。
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【一覧表あり】おうち英語おすすめ教材|英語ガチ母が総まとめ
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中学校英語に備えておく
小学校英語スタートに向けて今からできる対策4つ目は、中学校英語に備えておくことです。
子供の英語が必要といわれる理由の中には、中学校英語に備えるためという意味も含まれています。
幼児期のうちは、中学校英語はまだまだ先のように思いますよね。
しかし実は、現代の中学校英語はレベルが上がっていたり、高校英語が前倒しされていたりと、大幅に変わっているんです。
こんなに変わる!中学校英語 | |
授業時間 | 変更なし |
単語数 | 1.5倍に増加 |
文法 | 前倒しされる |
学ぶ単語数は1.5倍に増え、文法学習も前倒しされるにもかかわらず、授業時間は変わらないのです。
1997年に小学校英語が初めてスタートした段階では、年間105コマ、3年間で315コマでした。
それが、2008年の改訂で年間140コマ、3年間で420コマまで増やされています。
これ以上増やすのは物理的に難しいということから、時間あたりで学ぶ内容が多くなっているのだそう。
このことから、先生はもちろん生徒にかかる負担も倍増しています。
負担を少しでも軽減するために、子供の頃から英語を始めておく家庭が増えているんですね。
また、中学校英語では教科書や授業自体がオールイングリッシュの学校もあります。
レベルが上がっている中学校英語に備えるため、幼児期のうちから小学校英語対策を行っておき、学校で子供がつまずかないよう準備する家庭が増えています。
子供の英語に必要な習いごととは
子供の英語教育には、習いごとが必要な場合があります。
幼児期に自宅で手軽に英語を始めることもできますが、子供の英語力が上がったり、小学生以降や臨界期以降になると、親御さんには教えられないレベルになるからです。
そして英語をプロから教えてもらえることは、子供の英語教育に必要でもありますね。
ここからは、子供の英語の習いごとをご紹介していきます。
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英語塾
子供の英語の習いごと1つ目は、英語塾です。
勉強としての英語を教えている教室を指し、代表的な英語塾は公文や学研があります。
基本的には小学生以上を対象にしていますが、未就学児を受け入れる英語塾も増えてきています。
英語塾の特徴は次の通りです。
メリット | 先取り学習ができる 英検など資格対策に強い |
デメリット | 文法重視でコミュニケーション英語は学べない |
費用の相場 | 4,000〜7,000円程度 |
内容 | プリントや音読、暗記など |
英語塾の目的はお勉強英語なので、受験や試験対策、資格取得を目指しているご家庭向けでしょう。
「楽しくコミュニケーションをすること」を目的にしていないので、子供の英語=英語塾という結びつきはありません。
子供の英語教育を通じて、どのレベルを目指すのか明確にしてから、英語塾が必要かどうか検討すると良いでしょう。
英会話教室
子供の英語の習いごと2つ目は、英会話教室です。
ネイティブの先生と英語でコミュニケーションをとりながら、使える英語を教えている教室を指します。
多くの英会話教室には、英語ネイティブの先生と日本人の先生が在籍しており、英語でも日本語でもコミュニケーションがとれる体制が整っています。
英会話教室の特徴は次の通りです。
メリット | ネイティブ講師のレッスンなら英語耳が育つ 勉強ではなくゲームや歌で英会話を楽しめる |
デメリット | 文法などの読み書き知識はつかない |
費用の相場 | 5,000〜20,000円程度 |
内容 | 歌、ゲーム、ダンスなど |
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英会話教室は、教室によってカリキュラムや教え方、方針がバラバラなので、通える範囲にある英会話教室をなるべく多く体験して、子供に合う教室を選ぶことをおすすめします。
当ブログでおすすめしている英会話教室は、以下の2つです。
以下にて詳しくご紹介していきましょう。
ペッピーキッズクラブ
おすすめの英会話教室2つ目は、ペッピーキッズクラブです。
真のグローバル人材を育てることを目的とするペッピーキッズクラブでは、英語力だけでなく家庭教育についても支援している英会話教室です。
ずっと使える英語力やコミュニケーション力、そして英語に自信をもってさまざまなことにチャレンジできる精神力をつけることまで面倒を見てくれる英会話教室ということで、当ブログからもおすすめしています!
ベルリッツ・キッズ
おすすめの英会話教室3つ目は、ベルリッツ・キッズです。
ベルリッツ・キッズがほかと違う点は、グループレッスンでも最大3名までという少人数体制を徹底していること。
少人数体制を徹底することで、生徒たちが英語を話す回数や頻度が桁違いに多くなります。
グループレッスンだとつい聞き役に徹してしまったり、意欲のある生徒だけが話し続けてしまったりするデメリットがありますが、ベルリッツ・キッズではレッスンの時間40分を可能な限り生徒に話させるという徹底ぶり。
ベルリッツ・キッズの項目でお話したように、クラスの人数をチェックすることも英会話教室選びのポイントです。
大きく分けると以下3つのレッスン形態に分けられますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
マンツーマン | 少人数 | グループ | |
メリット | 沈黙の時間がなく密な英会話ができる | 先生の目が届きやすい | 多くの生徒から刺激をもらえる |
デメリット | 人見知りだったり、先生と相性が合わなかったりするとストレスに感じる | クラスに合わない子がいるとストレスに感じる | 先生の目が分散したり、当てられない限り英語を話さなかったりする |
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【無料あり】子供の英語におすすめの方法を完全ガイド
子供には小さなうちから英語を身につけてほしいですよね。 この記事では、子供が英語を習得するためにおすすめの方法を完全ガイドします。 おうち英語ママ子供が英語を学ぶ方法はいろいろあって、何を選んだら良いか分からない! ...
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オンライン英会話
子供の英語の習いごと3つ目は、オンライン英会話です。
英会話教室が近くになかったり、小さなきょうだいがいて送迎が難しかったりするご家庭には、オンライン英会話がおすすめです。
オンライン英会話の特徴は次の通りです。
メリット | マンツーマンなので質問や意見をしやすい オンラインで気軽に受けられる レッスン内容やレベルを選べる |
デメリット | マイクやカメラトラブルが起こる可能性がある |
費用の相場 | 5,000〜20,000円程度 |
内容 | テキスト、歌、ゲーム、フリートークなど |
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子供向けおすすめオンライン英会話!自宅でバイリンガルを目指そう
この記事では、子供向けオンライン英会話のおすすめをご紹介していきます。 小学校英語が3年生から始まり、英語教育はコミュニケーションが重視されるようになっています。 悩める親御さん ...
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子供の英語を始めるなら、子供向けのオンライン英会話サービスを活用してみましょう。
特に人気の子供向けオンライン英会話サービスを、抜粋してご紹介しますね。
それぞれに強みや向き不向きがありますので、詳しくご紹介していきます。
グローバルクラウン
グローバルクラウンは、3歳から始められるオンライン英会話サービスです。
日英バイリンガルの講師にこだわっており、英語に苦手意識を持たせないよう適切に日本語フォローをしながら、子供の英語力を大切に育みます。
固定スケジュールを決められるので、毎回予約する手間も省け、手軽に毎日の英語環境が手に入ります。
QQキッズ
QQキッズは、子供向けオンライン英会話で人気No.1に輝いたこともあるサービスです。
講師はサービス精神旺盛でめんどうみの良いフィリピン人で、子供に英語を教える専門トレーニングを受けたプロが揃っています。
英語が初めてで緊張している子供や、子供の英語力を伸ばしてあげたい親御さんも安心してお任せすることができますよ。
キャンブリーキッズ
キャンブリーキッズは、ネイティブスピーカーによるオールイングリッシュのオンライン英会話サービスです。
カナダの有名なバイリンガル教育システム「イマージョン教育」を導入しており、子供を英語漬けの環境に置くことで確かな英語力を育てます。
「海外にいるような英語環境を気軽に体験したい!」というご家庭にオススメです。
キャンブリーキッズのプランが6~29%オフになるクーポンコードが発行されていますので、ぜひ使ってみてくださいね!
コード:startcknowa
Novakid
Novakidは、4歳から始められるオンライン英会話サービスです。
世界中のネイティブスピーカーやネイティブレベルの英語力を誇る講師から、本格的な海外の英語レッスンを受けることができます。
レッスンはゲーム感覚で、子供もパソコンやタブレットを操作しながら進められるので、アクティブで楽しく夢中になれますよ。
個人アカウントが配布され、レッスン以外の時間にもゲームで遊ぶことができます。
kimini英会話
kimini英会話は、教育のプロ・学研の子会社が提供しているオンライン英会話サービスです。
上記でご紹介してきたオンライン英会話と少しだけ違う点は、主に小学生以上を対象にしていることです。
幼児コースもありますが、学研グループが提供しているため、小学生以上の子供が英語の基礎を学ぶのにぴったりでしょう。
kimini英会話は無料体験できる期間が桁違いで、なんと30日間も無料でレッスンが受けられるキャンペーンを多く実施しています。
このほか、おすすめのオンライン英会話サービスは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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【月7,000円以下】コスパで選ぶ子供用オンライン英会話まとめ
子どもの英語教育のため、オンライン英会話を始めてみたい! というご家庭が増えてきています。 オンライン英会話は送迎の必要もなく、好きな曜日や時間を決めることもできて、忙しい現代っ子の習いごとにはぴったりのサービスですよね。 ...
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子供の英語習い事ランキング!選び方や家でのフォロー方法も
子供の英語の習い事をランキング形式でご紹介しています。 2020年より小学校3年生から英語が始まり、子供に英語の習い事をさせたいという親御さんが増えています。 しかし、英語の習い事といっても多種多様なので、何がベストなのか分からず迷ってしまいますよね。 ...
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【無料あり】子供の英語におすすめの方法を完全ガイド
子供には小さなうちから英語を身につけてほしいですよね。 この記事では、子供が英語を習得するためにおすすめの方法を完全ガイドします。 おうち英語ママ子供が英語を学ぶ方法はいろいろあって、何を選んだら良いか分からない! ...
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子供向けおすすめオンライン英会話!自宅でバイリンガルを目指そう
この記事では、子供向けオンライン英会話のおすすめをご紹介していきます。 小学校英語が3年生から始まり、英語教育はコミュニケーションが重視されるようになっています。 悩める親御さん ...
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プリスクール
子供の英語の習いごと4つ目は、プリスクールです。
プリスクールとは英語で保育をする施設を指し、ほとんどが認可外保育園です。
タイムスケジュールは日本の保育園とほぼ同じで、違うのは日本語ではなく英語を使うという点。
プリスクールの特徴は以下の通りです。
メリット | 英語環境に身を置ける 日常生活の中で自然に英語を学べる |
デメリット | 日本語に触れる時間が少なくなる |
費用の相場 | 年間100〜180万円前後 |
内容 | 歌やゲーム、遊びを含む日常生活の全て |
プリスクールに通うと、必然的に日本語に触れる時間が少なくなるので、就学に向けて家庭で日本語教育をする必要が出てくるでしょう。
インターナショナルスクール
子供の英語の習いごと5つ目は、インターナショナルスクールです。
インターナショナルスクールは、実は日本人向けの施設ではないことをご存知でしょうか?
日本では、英語環境に身を置きたい日本人が通う学校というイメージもあると思いますが、実は日本在住の外国籍を持つ子供向けの学校なんです。
日本在住で外国籍を持つ子供たちが、いつか祖国に帰っても不自由なく生活できるように、日本で祖国と同じ言語環境に身を置くことが目的とされています。
インターナショナルスクールの特徴は以下の通りです。
メリット | 英語ネイティブと同じ学習環境に身を置ける |
デメリット | 日本語に触れる時間が少なくなる 日本の文化・習慣などは一切学べない |
費用の相場 | 年間150〜200万円前後 |
内容 | 歌やゲーム、遊びを含む日常生活の全て |
また、インターナショナルスクールとプリスクールの違いについても意外と知られていません。
前述の通り、インターナショナルスクールは日本在住の外国籍を持つ子供向けの施設である一方、プリスクールは日本の幼稚園の英語バージョンというイメージです。
インターナショナルスクールでは海外の文化や風習の中で生活をしますが、プリスクールでは日本の文化や風習を英語で行うという違いがあります。
海外での子供英語教育の必要性とは
日本では、子供の英語が必要だという見解と不要だという見解に分かれています。
では、ここから海外諸国の英語教育について見ていきましょう。
子供の英語教育が不要という意見がある日本は、世界的に見ると珍しい国とされています。
先進国の中では大幅に遅れをとっており、英語能力指数ランキングの2023年最新データによると、日本のランキングは113ヶ国中87位。
子供の英語を不要と考える人口も多いからか、英語力も比例しており、5段階中4番目の【低い英語能力】というランクなんです。
それでは、海外諸国(非英語圏)での英語の必要性や、英語教育について見ていきましょう。
【韓国】東アジアでは上位レベル
韓国は、英語能力指数ランキングで113ヶ国中49位です。
日本にとっては隣国で、受験文化があるなど教育制度も近いイメージがありますが、英語教育においては東アジアで上位に君臨しています。
韓国では1997年から、小学校3年生での英語教育がスタートしています。
韓国は、かつて日本のように受験英語が主流といわれてきましたが、今ではコミュニケーション英語が定着しているようです。
韓国語と日本語は言語形態が似ているので、韓国人にとっても英語を学ぶハードルは高いはずです。
しかし、日本から順位を離して上位にランクインするほど、現在ではレベルが違うのですね。
【中国】英語力が伸びる国民性
中国は、英語能力指数ランキングで113ヶ国中82位です。
2001年にWHOに加盟した中国では、同年より小学校英語が義務付けられました。
小学校卒業時に習得できる単語数は1,600語にものぼると言われていて、圧倒的な勉強量が特徴的です。
なお、日本では中学校卒業時までに1,200語を習得するのが目安なので、習得量が圧倒的に違うことが分かりますね。
わたしは留学先で多くの中国人学生と知り合いましたが、間違いや細かいことを気にしない大らかなお国柄もあって、とにかく積極的に英語を話す姿が印象的でした。
世界共通語の英語は必要な言語だとされていますが、英語の次に広く使われている中国語もまた世界共通語の1つになってきているので、現在では中国語教育にも力を入れているようです。
【オランダ】非英語圏ではNo.1英語力
オランダは、英語能力指数ランキングで113ヶ国中1位です。
非英語圏であるにもかかわらず国民の90%が英語を話すオランダは、オランダ語と英語が似た言語ということもあり、英語を学ぶハードルが低いのだそう。
そのため子供は小さいうちからテレビ番組を英語で見るなど、英語に触れて育ちます。
学校教育では12歳までにCEFR A1~A2レベル(英検でいうと3~準2級)に到達することが目標とされています。
学校での英語教育は、国ではなく学校ごとに定められたカリキュラムなので、有名人が載っている教科書を使ったり英語Youtubeをみんなで見たりします。
お勉強感がないオランダの英語の授業は楽しくて、子供たちはいつの間にか英語をマスターしているのだそうですよ。
【フィンランド】幸せを求めるための英語教育
フィンランドは、英語能力指数ランキングで113ヶ国中14位です。
フィンランドは、学校教育にテストがないという大きな特徴を持っています。
学力を他人と比べ点数や順位をつけるという概念がなく、英語教育の大きな目的は幸せを追求するためと考えられています。
フィンランドで英語教育が始まるのは日本と同じ小学校3年生で、コミュニケーション英語が重要視されています。
また日本の英語教育と大きく異なる点は、英語を教える先生のレベルです。
日本の小学校では、担任の先生が英語の授業を受け持つケースが多いですが、フィンランドの先生にはTOEIC945〜990点相当という高いレベルが求められます。
日本では、プリスクールやインターナショナルスクールでさえも英語が堪能でない先生が勤務していることがよくあります。
フィンランドでは、英語を教える先生に高いレベルが求められていることで、質の高い英語教育を受けることができるのですね。
まとめ:子供の英語に必要なタイミングや方法を知ろう
子供の英語が必要か不要かという見解、そして子供の英語教育に適した学習方法をまとめてみました。
当ブログはおうち英語をご紹介しているので、子供の英語教育には総じて賛成です。
しかし、子供の英語教育が不要と考える意見に納得する理屈があるとも感じます。
海外諸国の英語教育を参考にしながら、適したアプローチや学習方法を取り入れて、日本人の英語力を底上げすることが必要なのかもしれません。
この記事でご紹介してきた子供の英語教育に使える方法も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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