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英語かけ流しでバイリンガルを目指そう!やり方や効果も解説

子どもの英語を始めるときに、気軽にできて効果も高いといわれているのが英語のかけ流しです。

英語のかけ流しは、英語をBGMのようにかけ流して、自然と子どもの耳に入る環境を作ることです。

英語を聞き取ることは英語習得の土台なので、子どものうちから英語を聞かせてあげたいですよね。

この記事では、バイリンガルになる第1歩・英語かけ流しのやり方やポイント、必要なものなどを徹底解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、すぐに英語のかけ流しを始められる状態になっているでしょう!

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英語のかけ流しって何?

英語のかけ流しとは、日常生活の中で英語の音楽や音声をかけ流すことを指します。

家のテレビでは英語のニュース、車の中では英語の音楽など、場所や状況によってさまざまな音源をかけ流すことで、海外さながらの英語環境を作ることができます。

 

英語のかけ流しによって鍛えられる能力は、主にリスニング力です。

英語を習得する上で基本中の基本となるリスニング力ですが、実は日本人が英語を習得するには2,000時間もの時間を費やさなければいけないといわれています。

たとえば週に1回、英会話教室に通っているとすると…2000時間を達成するのにかかる年月はなんと40年以上!

おうち英語ママ
もうおじいちゃんおばあちゃんになってしまう計算に…

週に1回英語を習うだけでペラペラになろうとしても、インプット時間が致命的に足りないのです。

そんなとき、効果を発揮するのが英語のかけ流しです。

たとえば乳幼児期から1日2時間のかけ流しをすると、3歳前後で2,000時間を達成する計算になります。

週に1回英語を習うだけでは40年以上かかるところを、乳幼児期からの英語かけ流しで大幅に短縮することができるのです。

ペグ
もちろん英語のかけ流しをしていればペラペラになれるというわけではありません。でも、3歳までに2,000時間もの英語を聞いてきた子どもは、リスニングの土台ができあがっているのです!

英語かけ流しの他に英会話教室やオンライン英会話、また英語教材やアプリで英語に触れていれば、2,000時間に到達するのはもっと早くなるでしょう。

赤ちゃんのうちはオンライン英会話もできませんし、英語を習うのもハードルが高いですよね。

しかし、英語かけ流しだったら今すぐに始められるのです。

 

英語の音声や音源をかけ流せば、その空間はまるで海外の家庭そのもの。

乳幼児期のうちは英語の音楽をBGMとしてかけ流し、幼児になったら英語のアニメに切り替えたり、もっと大きくなったら英語のニュースをかけ流すこともできますよね。

このように、英語のかけ流しは自宅にいながら、自然に英語を聞ける環境を作ることができます。

日本にいながら海外のような英語環境を作ることは難しいですが、英語のかけ流しから始めれば限りなく近づけることができるでしょう。



英語かけ流しのメリット・デメリット

では、英語のかけ流しで得られるメリット・デメリットについて見ていきましょう。

かけ流しは英語習得の基本なので、メリットのほうが多いと考えられています。

有名な英語教材・7+BILINGUALでは、英語をかけ流しながら教材と組み合わせることで、子どもが本来持つバイリンガルスイッチを引き出し「いつの間にか英語が口から出るようになっていた」という状態を目指せる教材です。

昨今では英語教材でもかけ流しメソッドが取り入れられるほど、効果的な英語教育として知られていますよ。

しかし、かけ流しは初歩的な英語教育になるので、ある程度のレベルに到達したら次のステップに進む必要があります。

おうち英語ママ
かけ流しだけでは英語がペラペラにはなれないんだね

次のステップに進む際の親御さんの労力が、デメリットに該当するでしょう。

では、英語かけ流しのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

 

メリット

英語かけ流しのメリットは、以下の通りです。

  • 無料で今すぐ始められる
  • 英語耳が育つ
  • 英語に対する抵抗感がなくなる
  • 英語力の土台になる
  • 読み書きにつながる

英語のかけ流しは英語を正確に聞き取る力をつけることができるので、英語習得の土台といわれています。

そのため、英語のかけ流しができればその後の取り組みにもつながりやすく、また子どもの英語力が着実につき、ステップアップしやすいというメリットがあるのです。

ペグ
かけ流しをしなければ、次のステップへは進めないといっても過言ではないでしょう

そんな英語かけ流しのメリットを、1つ1つ掘り下げていきましょう。

 

無料で今すぐ始められる

英語かけ流しのメリット1つ目は、無料で今すぐに始められることです。

最短だとYoutubeを再生するだけでかけ流しは成立するので、子どもの英語教育を始める中でもっともハードルが低い取り組みの1つでしょう。

Youtubeはもちろんのこと、英語教材のDVDやCD、またPodcastでもかけ流し環境は整いますので、ご家庭の生活や子どもの好みに合わせて、かけ流し環境をカスタマイズすることができます。

子どもの英語教育はお金がかかるというイメージがあるかと思いますが、かけ流しはその中でももっとも手軽でお金のかからない方法です。

その上、英語力の土台を作ることができるので、乳幼児期から始めておきたい取り組みなんですね。

 

英語耳が育つ

英語かけ流しのメリット2つ目は、英語耳が育つことです。

英語耳を育てられるのは、乳幼児期の特権です。

実は、英語と日本語を聞き分ける能力は生後6ヶ月くらいから衰え始めるといわれています。

しかし、生後6ヶ月で英語を諦めなければいけないのはもったいないですし、言語の臨界期(※)を迎えるまでの幼児期であれば、ネイティブレベルの英語力を身につけられる可能性が高いといわれています。

※言語の臨界期とは、日本では9~10歳といわれています

そのため、小学校に入学する前の幼児期であれば、かけ流しの効果を感じられるでしょう。

むすこ氏
英語嫌だ!という気持ちが芽生える前に始めよう!

 

英語に対する抵抗感がなくなる

英語かけ流しのメリット3つ目は、英語に対する抵抗感がなくなることです。

英語に対する抵抗感とは、英語を聞くだけで「なんだかよく分からない」と思ってしまったり、頭では分かっているのに口から英語が出てこなかったりすることをいいます。

机上学習で英語を学んできた世代の人たちは、授業の中で英会話のシミュレーションがあると抵抗感を感じたことがあるのではないでしょうか。

英語に対する抵抗感は、英語に慣れることで払拭することができます。

かけ流しで乳幼児期から英語を聞き続けている子どもは、自然と英語に対する抵抗感がなくなるといわれています。

その子にとって英語が「よくわからない言葉」になる可能性が低いからです。

英語が「聞きなじみのある言葉」になれば、最大の敵である抵抗感を最初から払拭することができ、その後のステップアップがよりスムーズになるでしょう。

 

英語力の土台になる

英語かけ流しのメリット4つ目は、英語力の土台になることです。

かけ流しで乳幼児期から英語を聞いていると、英語力の土台が作られていきます。

英語力の土台は、小学生や大人になってから身につけるとなると難易度が上がるので、乳幼児期のうちに苦労することなく土台を築き上げることが、バイリンガルになるポイントでもあります。

ペグ
臨界期を過ぎてから英語力の土台を作ろうとすると、本人が一番大変な思いをすることに…

まだ言葉が分からないうちに、かけ流しで英語力の土台作りを始めることで、その後の英語力アップが期待できるでしょう。

 

読み書きにつながる

英語かけ流しのメリット5つ目は、読み書きにつながることです。

かけ流しは耳からのインプットに効果的ですが、実は読み書きにつながる大事なポイントがあります。

それは、フォニックス教材をかけ流すことです。

英語の読み書きを始めるのに大切な「フォニックス」の音源をかけ流しで習得すれば、英語の発音がよりネイティブに近く、正しいものになります。

かけ流しは、童謡やアニメだけでなくフォニックスの音源を選ぶことで、のちのちの読み書きにつなげることもできるのです。

フォニックスのかけ流しは、ミライコイングリッシュのCDとDVDがおすすめですよ。

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デメリット

英語かけ流しのデメリットは、以下の通りです。

  • 初歩的な学習どまりになる
  • 動画を見すぎると悪影響を及ぼす

英語かけ流しのデメリットは個人的にはほとんど感じていませんが、しいて言うならかけ流しだけでは英語学習が不足するということと、乳幼児に動画を見せる際には気をつけたい点が多くあるという点です。

しかし、どちらも正しいかけ流しのやり方をすることで解決できる点ですので、そこまで心配する必要はないと感じています。

ペグ
英語のかけ流しは圧倒的にメリットのほうが多いですよ

それでは、英語かけ流しのデメリットを掘り下げていきましょう。

 

初歩的な学習どまりになる

英語かけ流しのデメリット1つ目は、初歩的な学習どまりになることです。

英語のかけ流しで得られる効果は、バイリンガルになるために重要なものばかりです。

しかし、土台は土台。

英語のかけ流しだけで、土台を超える圧倒的な英語力がつくわけではありません。

かけ流しで得た"英語力の土台"をさらにレベルアップさせる、それ以外の取り組みも必要になってきます。

ペグ
中には英語のかけ流しだけでペラペラになれる!と信じて始める人もいるようなので、そこはしっかりお伝えしておきたいです

 

動画を見すぎると悪影響を及ぼす

英語かけ流しのデメリット2つ目は、動画を見すぎると悪影響を及ぼすことです。

英語のかけ流しを動画にしている場合、時間をしっかり管理することが大切です。

特に、2歳未満の幼児に動画を見せすぎると発達に影響を及ぼすという調査結果もあります。

(参考:公益社団法人 日本小児科医会

英語のかけ流しは、音源よりも動画のほうが子どもが興味を示しやすいため、Youtubeのかけ流しをしている人も多いと思います。

しかし、その場合は30分おきに休憩時間をもうけるなど、頭と目を休ませることもしっかり意識しましょう。

一方で、音源・音声のみのかけ流しであれば、1日中流していても問題はありません。

ただし、子どもの日常生活や行動に支障のない、BGM程度の音量にしてくださいね。



英語のかけ流しおすすめ音源

それでは、英語のかけ流しにおすすめの音源をご紹介していきます。

Youtube・CD・Podcast・教材など、ひとくちにかけ流しといってもさまざまなコンテンツを使うことができます。

何を使うのがベスト、ではなくそれぞれの家庭で楽しく英語を聴けること、また継続できることが大切ですので、生活スタイルや子どもの性格に合ったものを選んでみてくださいね。

おすすめ音源によって活用方法や特徴、また効果が変わってきますので、詳しく解説していきます。

 

【Youtube動画】種類が豊富で無料の最強コンテンツ

英語のかけ流しにおすすめの音源1つ目は、Youtube動画です。

種類が豊富で無料のYoutubeは、今すぐにかけ流しを始められるおうち英語の強い味方です。

ペグ
子ども向けのYoutubeチャンネルは、以下を参考にしてみてくださいね!
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「Youtubeの中にお気に入りのかけ流し音源があるけれど、なるべく映像は見せたくない」という人は、スピーカー出力して映像は伏せておくという方法がおすすめです。

また、Youtubeよりもお気に入りのDVDを持っておきたい!というご家庭には、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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【Podcast】英語で英語を理解できるように

英語のかけ流しにおすすめの音源2つ目は、Podcastです。

Podcastは無料で操作も簡単なので、継続しやすいのがポイントです。

Youtubeのようにチャンネル登録ができるので、お気に入りの音源をリピートすることもできます。

2024年7月にGoogle Podcastがサービス終了したため、本記事でご紹介していたGoogle Podcastのチャンネルを削除しました。代わりになるPodcastサービスを調査中ですので、お待ちくださいませ。

 

【CD】いつでもどこでもかけ流し!

英語のかけ流しにおすすめの音源3つ目は、CDです。

CDは持ち運びができたり、自宅だけでなく車内や帰省した際にもかけ流し環境を再現できたりするので、CDプレイヤーとともに持っておくことをおすすめでします。

英語のかけ流しをするなら、歌か朗読のCDが良いでしょう。

歌は子どもの興味を引き、一緒に口ずさめるようになればアウトプットにもつながりますし、朗読は読み聞かせにも通ずるものがあるので、リスニング力だけでなく創造力や英語耳の育成にも役立ちます。

それでは、英語のかけ流しにおすすめのCDをご紹介していきます。




子どもが好きな童話が15話収録されたCDと絵本のセットです。

ヘンゼルとグレーテル、白雪姫などおなじみの童話だけでなく、ラプンツェルまで収録された商品は珍しいですよね。

絵本を読み聞かせてあげても良いですし、読み聞かせが苦手ならCDをかけて一緒に絵本タイムを楽しむこともできます。

親御さん向けに、絵本には日本語訳が書かれていますので、子どもが物語を理解できなかったときにフォローしてあげることができますよ。

音源はCDだけでなくダウンロードもできるので、出先で朗読音源を聞かせてあげることができるのもうれしいですね。




子ども向けの英語の歌が100曲収録されたCDです。

子ども向けのプレイリストをYoutubeで作るとなると大変ですが、CDがあればスイッチ1つで英語環境を作ることができますね。

この商品はCDが3枚も入っているので、その日の気分で違うCDをかけながら、毎日いろんな英語の歌に慣れ親しんでみましょう。

ラインナップは、実際に英語圏の子どもたちが幼児期に聴く歌が揃っています。

そのため、歌って踊りながら自然に英語をインプット、そしてアウトプットすることが叶いますよ。




英語圏でもテキストとして使われているORT(Oxford Reading Tree)シリーズです。

ORTは、フォニックスや基本的なリーディングが学べる教材や絵本が豊富で、楽しく効果の高いテキストとして知られています。

CDはクリアなイギリス英語で、シンプルなストーリーと耳馴染みのよい音源が特徴なので、かけ流し初心者にもおすすめですよ。

日本で習う英語がはアメリカ英語が主流ですが、アメリカ英語とは発音や単語が違うイギリス英語も、国際的な英語の1つです。

これからは、アメリカ英語だけを理解するのではなく世界各国の「グローバルイングリッシュ」を習得することが大切といわれていますね。

これを機に、イギリス英語のコンテンツも選んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに、当ブログでおすすめしている英語初心者向けのアニメ「うっかりペネロペ」も、聞き取りやすいイギリス英語です。

\ タップで公式サイトへ /



フォニックスとチャンツで楽しく英語に触れられるかけ流し音源です。

フォニックスは、日本語でいうとひらがなのようなもので、英語を習得する上では必要不可欠な知識です。

ペグ
英語圏の子どもたちは、小学校入学前にフォニックスを習得しますよ!

わたしたちが漢字を読むためにひらがなを学ぶように、英単語を読むためにフォニックスを学ぶ必要があります。

幼児期のうちに習得しておきたいフォニックスは、かけ流しで耳から覚えるのが最も効果的で、子どもにとっての負担が少ないでしょう。

チャンツ(英語リズム)と一緒に楽しくフォニックスを聞いて、リピートできるようになると、アウトプットにつながりますよ。



くもんから出版されている、歌詞カード付きの歌CDです。

有名な童謡がたくさん収録されていて、歌詞カードがついているので、聴覚的にも視覚的にも英語をインプットすることができます。



フォニックスと同じくらい大切な、サイトワーズ(Sight Words)を聞ける音源です。

フォニックスは、日本語でいうひらがなのような位置づけだとお話しました。

サイトワーズは、そのフォニックスルールでは読めない例外の単語のことをいいます。

たとえば「Like」や「You」の読み方は、フォニックスのルールに準じていないんです。

サイトワーズは、読んで字のごとく「見て覚えるしかない単語」といわれており、英語圏の子どもたちも耳からインプットしたりポスターを貼ったりして暗記します。

幼児は何でも一瞬で飲み込んでしまいますので、かけ流しでサイトワーズを習得することは難しくないでしょう。

むすこ氏
ポスターも併用してみてね~!


英語で読み聞かせをしてくれる作品集です。

「桃太郎」や「うさぎとかめ」など日本の名作をはじめ「ジャックと豆の木」や「大きなかぶ」など外国の名作も収録されています。

英語のすぐ下に日本語訳が書かれていて、子どもがお話を理解できなくても親御さんがフォローしやすいようになっています。

英語の読み聞かせCDはかけ流しに使えるのはもちろん、親子で一緒に絵本をめくりながら読書を楽しむこともできるので、特に英語が苦手な親御さんにおすすめのアイテムです。

おうち英語ママ
英語で読み聞かせする自信がなくても、CDがあれば一緒に英語絵本タイムを楽しめるね!


100曲近く英語の歌が収録されている、大ボリュームのCDです。

小学校の学習項目を含む歌も多いので、乳幼児からかけ流してあげれば、自然と小学校英語対策にもなるのが嬉しいポイントです。



この商品はただのかけ流しではなく、ネイティブのお手本のあとに復唱できるようになっているCDです。

かけ流しは通常、耳で聞く「インプット」がメインの取り組みですが、ネイティブと一緒にアウトプットにトライできるので、より英語を話し始めるのが早くなる効果も期待できます。

乳幼児の英語教室では、こんなふうにCDを聞きながらマネして歌ってみるというレッスンがあります。

それを家庭で再現できるのは、コスパも最高ですよね。



物語とかけ流しを両方楽しめる商品です。

まるで絵本のようにかわいいイラストがついているので、曲を聴きながら文字にも慣れ親しむことができます。

こんな感じ!



海外でもたくさん聴かれている、マザーグースが集約されたコレクションCDです。

ミニブック(絵本)がついているので、音源を聞きながら物語にも親しむことができます。



NHKでも放送されている、リトル・チャロのストーリーブックです。

子犬・チャロと仲間たちの優しく心温まるストーリーで、自然な英語表現も豊富に出てくるので、マネして使っているうちにアウトプットが進んでいくでしょう。

子どもだけでなく、大人のやり直し学習でも用いられる教材ですよ。

 

【教材】おうち英語の強い味方

英語のかけ流しにおすすめの音源4つ目は、教材です。

英語教材にはかけ流しのできるCDがついていることが多く、カリキュラムも徹底されているので、体系的に英語を習得できます。

教材のDVDやCDは、子どもの教育や英語学習など多方面の専門家が監修し、子どもの脳の発達を考えた音源が収録されています。

おうち英語ママ
親が適当にYoutubeから動画を選ぶより、教材のほうが信頼性があるかもね!
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ここからは、かけ流しにぴったりの子ども向け英語教材をご紹介していきます。

 

Baby English Labo

英語かけ流しにおすすめの教材1つ目は、Baby English Laboです。

6ヶ月にわたり、プロが選別する英語絵本とCDが送られてくるサービスです。

赤ちゃんでも楽しむことができて、親子の時間が充実するアイテムとして人気を誇っています。

CDに収録されている物語や歌はプロが厳選する有名作品ばかりなので、安心して親子で楽しむことができますよ。

海外製の絵本は買うと高価なので、CDとともに配送してもらえて月々4,400円(税込)というお手頃価格はうれしいですね。

 

WORLD LIBRARY ENGLISH

英語かけ流しにおすすめの教材2つ目は、WORLD LIBRARY ENGLISHです。

絵本とCDのセットが購入できるサービスで、世界各国の名作絵本が揃っています。

単品購入だとCDがついてきますが、絵本の定期配送サービス(月額1,300円)は絵本のみとなりますのでご注意くださいね。

 

ミライコイングリッシュ

英語かけ流しにおすすめの教材3つ目は、ミライコイングリッシュです。

「DVDを30分見るだけ!」という使いやすさで人気を博しており、DVD15枚とCD3枚が入ったお手頃教材です。

ペグ
普段はCDでかけ流し、動画を見たいときはDVDをつけて…と、1日中活用できるのがうれしいですね
おうち英語ママ
DVDはフォニックスが含まれていてクオリティーが良いから、DVDの音声だけをかけ流している人も多いよ

単に英語アニメが流れるだけではなく、フォニックスにも特化しているのはうれしいですよね。

ミライコイングリッシュはサンプル映像をもらえるので、ぜひ公式サイトから請求してみてくださいね。

>> サンプルをもらう!

 

ディズニー英語システム

ディズニー英語システム

英語かけ流しにおすすめの教材5つ目は、ディズニー英語システムです。

ディズニー英語はかけ流しだけでなく、総合的な英語教育をサポートする業界最大の教材といっても過言ではありません。

DVDやCD、絵本、タッチペンやカードなどの豊富な教材で、0~12歳まで長期間使えます。

おうち英語ママ
でも、かけ流しのために高価な教材を買う勇気はない!

という人も、安心してください。

ディズニー英語のサンプルにはCDとDVDがついているので、ぜひサンプルをかけ流しに使ってみてください。

ディズニー英語のサンプルは有料級だと好評なので、もらっておいて損はないでしょう。

>>サンプルはこちらから

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英語かけ流しの準備とやり方

英語のかけ流しを始めるための準備とやり方について解説していきます。

英語のかけ流しを始めるステップは、以下の通りです。

1. かけ流しをする機器を用意する(スマホやスピーカーなど)

2. かけ流す音源を用意する

3. スイッチオン!

子どもの英語教育でも特に始めやすく、お金をかけずにできる取り組みであるかけ流しは、たった3ステップでスタートすることができます。

ここからは、準備するものや詳しいやり方を掘り下げて説明していきますね。

 

英語のかけ流しで準備するもの

英語のかけ流しで準備するものは、以下の通りです。

必ず用意するもの

  • 音源(YoutubeやPodcastなど)
  • 出力機械(テレビ、パソコン、スマホなど)

あればなお良いもの

  • スピーカー
  • お風呂用のスピーカー
  • スマホとテレビを接続する出力機械

必要なものは、かけ流し用の音源と機器だけです。

スマホにダウンロードできる音源やYoutubeを使うならば、スマホ1つで今すぐに始めることができますよ。

スマホのバッテリーや容量が心配な場合は、かけ流しを進めていくうちにスピーカーやCDプレイヤーを買い足したりすると良いでしょう。

 

英語のかけ流しに便利なアイテム

英語のかけ流しに便利なアイテムは、以下の通りです。

  • スピーカー
  • お風呂用のスピーカー
  • スマホとテレビを接続する出力機械

英語のかけ流しをする環境はご家庭それぞれですよね。

たとえば、次のシチュエーションでかけ流し環境を作れば効率的なおうち英語が進められます。

  • 保育園送迎の車の中で
  • リビングでのまったり時間に
  • リラックスモードのお風呂タイムに
  • 出先の時間つぶしに

英語のかけ流しは、音を気にしなくても良い場所であればどこでも実践することができます。

かけ流しを行う時と場合によって追加すると便利なアイテムもありますので、ご紹介していきますね。




英語のかけ流しに便利なアイテム1つ目は、スピーカーです。

ここでは、スタイリッシュでインテリアにもなじむ無印良品のCDプレーヤーをご紹介します。

スイッチは紐を引っ張るだけなので、子どもでも簡単に操作できるのが嬉しいですね。

かけ流しをはじめおうち英語は、親御さんが「やらせる」より、子どもが自発的に取り組むことが大切になってきます。

かけ流し音源を聴きたいときに子どもが自分でスイッチを入れられるというのは、意外な強みでしょう。




英語のかけ流しに便利なアイテム2つ目は、アレクサの機能が搭載されたスマートスピーカーです。

かけ流しは毎日コツコツ続けるものなので、アレクサのように便利なアイテムをどんどん取り入れて、親御さんの負担を軽くすることが大切です。

プレイリストを作っておいたり、子どものお気に入りのかけ流し音源を保存しておけば、アレクサに一声かけるだけでかけ流し環境が整いますね。

ペグ
いくらマメな人でも、いちいちスマホでYoutube検索してかけ流す…という作業を1日に何度もやるのは大変ですよね。便利なアイテムを駆使することが継続のコツですよ!



英語のかけ流しに便利なアイテム3つ目は、スマホと接続できるBluetoothスピーカーです。

完全防水なのでお風呂でも使えて、お風呂タイムがかけ流し環境に早変わりします。

毎日のルーティンであるお風呂が英語タイムになれば、子どもにとって英語がより身近な言語となり、アウトプットにつながることも期待できます。

わが家では、お風呂でこの歌を流したり一緒に歌ったりして、少しずつアウトプットを増やしていきましたよ。

お風呂の時間を英語タイムにするのは、おうち英語に大きな効果をもたらします。

こちらの記事で詳しく解説していますので、気になったら読んでみてくださいね。

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英語のかけ流しに便利なアイテム4つ目は、Chromecast(クロームキャスト)です。

スマホやタブレット、パソコン画面をテレビに出力できるアイテムで、わが家でも長年活躍しているおうち英語の強い味方です。

最近のテレビはインターネットに接続できますが、そうでないテレビもまだまだありますよね。

クロームキャストがあれば、YoutubeやAmazon Primeの動画をスマホで再生し、テレビに出力することができます。

スマホで動画を見ても良いですが、画面が小さいので見づらかったり、子どもの目にもあまり良くありませんよね。

ペグ
何より、動画のためにスマホを取られてしまうとこちらが不便で…(笑)

クロームキャストがあれば、テレビに動画を出力しながらスマホは自由に使うことができるので、子育て世代におすすめのアイテムなんです。



英語かけ流しのポイント

英語のかけ流しをするにあたって、意識したいポイントがあります。

英語のかけ流しは、やみくもに英語の歌や朗読を流しておけばよいというものではありません。

ここは日本で、英語が日常的に使われない特殊な環境なので、英語圏で行われている英語のインプットよりも注意すべき点が多くあります。

より効果的な英語環境が整うよう、ポイントを押さえておきましょう。

  • 1日2時間を目安にする
  • 「聴かせる」ではなく「流しておく」
  • 毎日継続する
  • 同じラインナップを繰り返しかけ流す
  • ネイティブが聴いているものを選ぶ

ここから詳しく掘り下げていきますね。

 

1日2時間を目安にする

英語かけ流しのポイント1つ目は、1日2時間を目安にすることです。

特にかけ流しで音源ではなく動画を使っているご家庭は、時間管理に気をつけましょう。

いくら英語のかけ流しといっても、1日じゅう動画を見ているのは良くありませんし、ただボーッと画面を見ているだけでは根本的な英語力の向上にはつながらないでしょう。

英語習得はインプットとアウトプットを繰り返すことが大切なので、英語動画を1日じゅう見ているやり方はNGです。

ただし、音源のみ(映像なし)であれば1日2時間以上でも問題ありません。

このとき、爆音でかけたり会話ができないほどのボリュームでかけたりせず、あくまでBGM程度の音量でかけ流してあげましょう。

 

かけ流しには音源と動画がありますが、より研ぎ澄まされたリスニング力を鍛えるには、音源のみのかけ流しが効果的です。

動画だとどうしても画面に釘付けになってしまい、視覚+聴覚をダブルで使うことになるので、その効力も分散されてしまうのです。

できることなら聴覚だけを集中的に使ってもらって、研ぎ澄まされた聞き取り能力を身につけてもらいたいですよね。

音源のみかけ流すことで、耳で英語をなんとなく聴きながら情景を想像したり、英語で英語を理解する力を育てることもできますよ。

音源をBGM程度に流しておくだけなら、家にいる時間ずっとかけ流しを行うことで、1日2時間もあっという間でしょう。

 

「聴かせる」ではなく「流しておく」

英語かけ流しのポイント2つ目は「聴かせる」ではなく「流しておく」ことです。

かけ流しというと、ずっと英語を聞いている必要があると思われがちなのですが、実は聞いていなくても問題ないのです。

1日2時間を目安にするのですから、ずっと聴いているのは難しいですよね。

かけ流しの目的は、英語が日常的に聞こえてくる環境を作ることです。

そのため音量もBGM程度が好ましく、会話や遊び、食事を妨げないようにすることが大切です。

ペグ
子どもが何か他のことをしながら、なんとなく聞こえていればOK!

聞こえてくる英語をすべて理解する必要も、日本語に訳してあげる必要もなく、ただかけ流しておくだけで良いんです。

これが、かけ流しを今すぐに始められる理由の1つです。

かけ流しで英語に聞き馴染みを持てるようになれば、子どもは英語を英語で理解できるようになっていきますよ。

 

まれに聴覚過敏を持った子どもの場合、BGM程度でも不快に感じることがあります。

聴覚過敏でなくとも、ADHDの特性を持っている子はBGMのせいで集中力が続かなかったり、ASDの特性を持っている子はランダムにBGMが流れているだけで自分のペースを崩されてしまったりします。

子どもの性格や特性を考慮しながら、子どもにストレスがかからない方法を選ぶようにしましょう。

おうち英語ママ
「流してるだけだから聞いてなくてもいいよ」といっても、不快に感じる子もいるんだね!

 

また、かけ流しは聞いていなくても良いのが特徴なので「今なんて言ったか聞き取れた?」などと、試すような声かけも控えましょう。

子どもは、毎日遊びに学びに大忙し。

BGMに耳を傾けてばかりはいられませんよね。

繰り返しになりますが、この段階で英語を一語一句聞き取ったり、意味を理解する必要はありません。

あくまでバイリンガルになる第1歩ということで、まずは耳に馴染むことを目標に続けていきましょう。

 

毎日継続する

英語かけ流しのポイント2つ目は、毎日継続することです。

かけ流しは時々行ったり、途中でやめたりするのではなく、毎日少しでも続けることが大切です。

かけ流しは短期間行うとすぐに効果が出るものではないので、数年スパンで続けて少しずつ英語耳を育てる必要があります。

日本で生まれた赤ちゃんも、生まれたその日から日本語を無意識に聞きながら育っていきますよね。

そして、しこたまインプットしてきた日本語をやっと話し始めるのが、1歳半~2歳くらいでしょう。

このように母国語であっても、膨大なインプットからアウトプットできるようになるまでは1年半以上かかるんです。

「英語のかけ流しって本当に効果あるのかな?」と思っても、諦めずに毎日継続していきましょう。

 

同じラインナップを繰り返しかけ流す

英語かけ流しのポイント3つ目は、同じラインナップを繰り返しかけ流すことです。

かけ流しは同じラインナップを繰り返し聴かせることで、より効果が表れやすいといわれています。

「いろんな英語やいろんな歌を聴かせたい」と思う気持ちも分かりますが、たとえば1ヶ月に1,000曲聴くよりも、30曲をローテーションして聴くほうが子どもの中に英語が定着しやすいのです。

いつも聴いている英語や歌を覚えれば、歌と一緒に踊れるようになったり、口ずさんだりできるようになるでしょう。

子どもがお気に入りの曲を聴くと踊りだしたり「Clap!」というと手を叩いたりするのは、立派なアウトプットなんです。

英語が口から出てこなくても、流暢に話せるようにならなくても、着実に子どもの中でアウトプットする準備は出来上がっていくのです。

 

ネイティブが聴いているものを選ぶ

英語かけ流しのポイント4つ目は、ネイティブが聴いているものを選ぶことです。

海外のテレビ局が配信しているものや、海外で制作されているアニメをかけ流すことで、よりリアルな英語環境を再現することができるからです。

しかし、それぞれのご家庭によって合う・合わないがありますし、教育方針も違いますね。

そのためこの記事では、くもんのCDなど日本製のものもご紹介してきました。

ペグ
実際にわが家はくもんを習っていたことがあり「反復学習」というものに効果を感じていたので、くもんの英語にも一定の効果を期待しています

小学校英語対策をしたい、受験を控えているなどのご家庭では、日本式の学習CDをかけ流すのも良いでしょう。

より実用的なコミュニケーション英語を身につけてほしい場合は、ネイティブの英語環境を再現することを意識してみてくださいね。

 

英語のかけ流しが効果的な年齢は?

では、英語のかけ流しが効果的とされる年齢を見ていきましょう。

結論から言うと、年齢が低ければ低いほど効果があるといわれています。

子どもには、ネイティブレベルの英語を話せるようになるとされる「臨界期」という年齢リミットがあります。

日本語と英語は正反対の性質を持った言語のためマスターするのが難しく、臨界期は9~10歳という説が濃厚です。

英語と似たラテン系の言語が母国語の人は、16歳くらいが臨界期となることもあります

そのため日本人がネイティブレベルの英語を身につけたい場合、遅くとも9~10歳までに英語を始める必要があるのです。

 

英語かけ流しは低年齢ほど効果的

英語のかけ流しは、低年齢であればあるほど効果的です。

理由は、子どもの得意不得意や理解力に関係していないからです。

モンテッソーリ教育では0~3歳を話し言葉の敏感期と呼び、英語のかけ流しを始めるのに最も適した年齢としています。

(参考サイト:天神

そのため、わたしたち大人は英語のかけ流しだけで英語力を向上させることができません。

特に英語に一切触れてこなかった人の場合、その人の脳はすでに英語を"雑音"として処理しています。

しかし乳幼児の脳には「周囲の音声を分析する」という"プログラム"が備わっています。

日本語であろうと英語であろうと、聞こえてくる音を脳が「生きていく上で必要かどうか」ジャッジする、大切な作業が行われるのです。

おうち英語ママ
わたしたち大人は、もうそのプログラム処理が完了してしまっているんだね…

乳幼児期(特に0~3歳)であればそのプログラム機能が活発に働いており、臨界期(9~10歳)を迎えるまでは英語を「必要な音」として処理される可能性が高いのです。

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低年齢での英語かけ流しでアウトプットも

英語のかけ流しを低年齢で行うと、早い段階でアウトプットを期待することができます。

乳幼児期から英語も日本語も聞いて育った子どもは、英語と日本語の区別がつかないままランダムに言葉を発します。

ペグ
そのため、初めて話す言葉が英語になるのか日本語になるのか、親御さんもドキドキなんです!
むすめ氏
わたしが初めて話したことばは「I'm full(お腹いっぱい)」だったらしいよ!
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「英語と日本語の区別がつかないままアウトプット」と聞くと、ことばが正常に発達するのか不安になってしまいますよね。

しかし、どの言語か区別がつかない時期は世界各国のバイリンガルキッズが通る道です。

乳幼児~幼児なので、どの言葉が英語でどの言葉が日本語なのかは分からなくて当然なんですね。

バイリンガルになるにあたって、子どもの頭の中で言語が混同してしまうのは自然なことで、いわばクセのようなものです。

正しい英語と正しい日本語を学ぶ機会があれば、年齢とともに自然に直っていきます。

 

また、低年齢で英語のかけ流しを始めることには、英語環境に慣れるというメリットもあります。

幼稚園や保育園、小学校など集団生活が始まると、子どもは本能的に日本語環境に順応しようとします。

人間が生きていくために必要なのはコミュニケーションなので、周囲の人たちと通じ合える言語を優先しようとするのです。

それから英語のかけ流しを始めると、子どもにとってストレスになってしまう可能性があります。

まだ「言葉」というものが何なのか分からない年齢のうちから、英語のかけ流しで耳を慣らすことが大切ですよ。

 

英語かけ流しのラストチャンスは年長

英語のかけ流しを行うラストチャンスは、小学校入学を控えた年長(5~6歳)といっても良いでしょう。

もちろん、小学校入学後に始めることもできますし、必ずしも手遅れということではありません。

しかし、小学校入学後に英語のかけ流しを始めるとなると、かけ流し以外の学習を同時進行する必要が出てきます。

主な理由は以下の通りです。

  • かけ流しだけで英語を聞き取れる力が衰え始めているから
  • すでに日本語が流暢なため英語に拒否反応を起こす可能性があるから
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以前、キューバからアメリカに移住した人たちを年齢ごとにグループ分けし、彼らの発音がどれくらい成長したか検証されたことがあります。

(参考:第二言語習得研究からみた発音習得とその可能性についての一考察

その結果、以下のような結果が出ています。

  • 1~6歳で移住したグループは68%がネイティブ並み
  • 7~12歳で移住したグループは41%がネイティブ並み
  • 13~19歳で移住したグループは7%がネイティブ並み

20歳未満で移住しても、日本での臨界期(9~10歳)を含む年齢あたりから、ネイティブ並みの発音を獲得しづらくなっていることが分かりますね。

ネイティブレベルを目指すのであればなおさら、低年齢のうちから英語に触れた方が効果的なのです。

それを簡単に始められるのが、今回ご紹介している「英語かけ流し」なんですね。

 

そして、株式会社児童英語研究所の代表取締役・船津洋さんによると、すでに小学校1年生が日本語耳を持っていることが証明されているそうです。

(参考:英語のかけ流し、効果のある人・効果のない人

小学校1年生に対し、1学期と3学期の2回「ことばのリズムの取り方」を観察した実験が行われました。

まず前提として、英語話者と日本語話者では、手拍子で取れるリズムがまったく違います。

それでは日本語を例に挙げ「こんばんは」という単語を、手拍子で表してみましょう。

日本語耳を持つ日本語話者は「こ・ん・ば・ん・は」という5回の手拍子になると思います。

一方、英語耳を持つ英語話者は「こん・ばん・は」と、3回の手拍子になるんです。

日本語だと「ん」も1つのリズムとして聞き取るのですが、英語の「n」は省略されることになっています。

よって「n」があると、前の文字にくっついて発音されるのですね。

さて、話を戻して…

それを、小学校1年生がどのようにリズムを取るか観察する実験が行われました。

 

すると、1学期の時点では「こ・ん・ば・ん・は」の子もいれば、「こん・ばん・は」の子も少なからずいたのだそう。

しかし、3学期になるとほとんどの子どもが「こ・ん・ば・ん・は」と聞き取るようになっていました。

おうち英語ママ
1学期から3学期の間に、一体何があったの!?

それが、英語かけ流しのラストチャンスが年長だという根拠になります。

小学校1年生では、ひらがなを勉強しますよね。

ひらがなを習得すると、そのひらがな1つ1つを丁寧に聞き取ろうとするでしょう。

このように小学校でひらがなを学ぶタイミングが、英語リスニング力に線引きをする傾向があるのです。

小学校入学前からかけ流しを行っていれば、英語耳で言葉を聞き取ることはもちろん、小学校に入ってひらがなを習得して、新たに日本語耳も身につけることができるでしょう。



英語かけ流しでよくあるお悩み

英語のかけ流しは今すぐに始められる英語教育の一環ですが、いざやってみると「こういう場合どうすればいいの?」という疑問が出てくると思います。

そこで、よくある質問をまとめて解説してみました。

英語のかけ流しは気軽に行えるからこそ、適当にやってしまうと方法を間違えたり効果が半減したりします。

親子で楽しく快適に英語のかけ流しを行えるよう、モヤモヤを解決していきましょう!

 

子どもが英語かけ流しを聞いてくれない

英語のかけ流しでよくある悩みは、子どもが聞いてくれないことです。

繰り返しになりますが、英語のかけ流しは必ず聞いていなければいけないものではありません。

子どもが別のことをしていても、遊びながらでも、食事しながらでも大丈夫です。

BGMとしてさりげなく英語が流れていればOKなので、聞くことを強制しないようにしましょう。

むすこ氏
「英語が流れているから聞きなさい!」と言われたら、英語を嫌いになっちゃうかも…

特に低年齢のうちは、聞こえてくる音すべてを脳内で分析するようにプログラムされているので、聞こうとしなくても聞こえてしまうんです。

 

わたしたち大人は、英語を聞こうとしても聞き取れないですよね。

でも、乳幼児は聞き取ろうとしなくても聞き取れてしまう。

子どもは言語習得に関し天才的な才能を秘めているので、かけ流しを聞いてくれなくても心配しないでくださいね。

それでも「流している歌を聞いてほしい」と思ったら、親御さんが一緒に歌ったり踊ったりして、誘ってあげましょう。

ペグ
おうち英語全般に言えることですが、親御さんが楽しんでいると子どももノッてくれますよ!

 

英語かけ流しをする時間がない

英語のかけ流しでよくある悩みは、時間がないことです。

かけ流しは、1日2時間を目安にしましょうとお話しました。

1日2時間というと、自宅保育なのか保育園や幼稚園に行っているのかによって難易度が変わってきますね。

自宅保育であれば、1日2時間英語かけ流しを行うのはそこまで難しくないかもしれません。

しかし保育園や幼稚園に行っていて、自宅で過ごす時間が短いというご家庭では、次のような時間も活用してみてください。

  • 送迎の車の中
  • お風呂の時間
  • 食事の時間
  • 寝る前の30分(部屋の片づけや歯みがきタイムなど)

1日2時間というのもあくまで目安なので、その通りに進めなくても大丈夫です。

たとえば平日は1日30分にして、その分週末に2時間を目指すなど、長いスパンで考えてみても良いでしょう。

かけ流しは短期間で英語力UPを目指せるものではないので、長期的な目で見ることが大切ですよ。

ペグ
良くも悪くも、かけ流しで一喜一憂しないようにしましょう!

英語かけ流しのタイムスケジュール

  • 1日単位ではなく1週間や1ヶ月スパンで考える
  • 1日できなければその後数日かけて帳尻を合わせる
  • 1日2時間達成できないからといってやめない

家に帰ってきたらスピーカーのスイッチを入れるだけという簡単な仕組みづくりをして、常に英語BGMが流れている状態を作るのも良いでしょう。

ペグ
その都度英語BGMを探して再生するという手間を省くために、便利なアイテムはどんどん活用しよう!
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英語かけ流しを習慣化するのが難しい

英語のかけ流しでよくある悩みは、習慣化するのが難しいことです。

英語のかけ流しを習慣化するコツは、親御さんが楽をすることです。

英語のかけ流しは、習慣化さえできてしまえば継続しやすい取り組みです。

しかし逆をいえば、習慣化できないと挫折しやすいものでもありますね。

朝起きたらBGMオン、車に乗ったらCDオン、お風呂に入るときにスピーカーオン!

など、生活の動線に組み込んでしまいましょう。

先にご紹介した英語かけ流しの便利アイテム(スピーカーや出力機器)を活用して「ボタンを押すだけ」「アプリを起動するだけ」「ワンタッチでON」というふうに、できるだけ作業を簡略化してみてくださいね。

ペグ
長く続けていくためには、1つ1つの工程を少なくしましょう!

 

英語かけ流しで日本語に影響があるのか心配

英語のかけ流しでよくある悩みは、日本語に影響があるのか心配であることです。

英語かけ流し始めたい人

赤ちゃんのうちから英語を聞かせてしまって、日本語が分からなくなったらどうしよう…

このお悩みに関しては、かけ流し程度の英語環境で日本語に影響があるとは考えにくいとされています。

気を付けるべきポイントはただ1つで、年齢相応に日本語を学ぶことです。

日本で適切な日本語教育を受けていれば、日本語の発達に影響があることはほぼないでしょう。

たとえば、以下の条件すべてに当てはまるご家庭は注意が必要です。

  • かけ流しやテレビ番組すべてを英語にしている
  • 家庭内の会話も英語で行っている
  • インターやプリスクールに通っている
  • 年齢相応の日本語学習を行っていない

わが家では、上記4つの中の上2つが当てはまっています。

かけ流しやテレビ番組は英語で統一しており、家庭内の会話も英語で行っています。

しかし子どもたちは公立小学校に通っており、年齢に応じた日本語教育を受けているため、日本語能力や日本語コミュニケーションには支障がありません。

家庭内では英語を使い、家庭外では日本語を使い、上手にスイッチを切り替えています。

ペグ
極端に「日本語禁止」という環境を与えない限り、日本語の発達を心配することはないとされていますよ

 

英語かけ流しの効果が感じられない

英語のかけ流しでよくある悩みは、効果が感じられないことです。

先にお話していますが、かけ流しに即効性はありません。

もしかけ流しを始めて数ヶ月で「効果がない」と思うのならば、まだ時間が足りていないのでしょう。

もしかけ流しを始めて4~5年経過していて「効果がない」と感じるならば、求めている「効果」について今一度整理してみましょう。

▼タップすると、考えられる要因が表示されます

英語習得の基本中の基本はインプットです。

そしてインプットは毎日コツコツと続けていくべきもので、膨大な量の英語を聞かない限り英語力は底上げされません。

子どもの英語インプットとアウトプットは、よくコップの水に例えられます。

子どもたちはみんな空っぽのコップを持っていて、言葉を聞いた(インプットした)分だけコップに水が溜まっていきます。

そして、そのコップがやっと満タンになったとき、水が溢れ返りますね。

その溢れ出した水が、子どもの口から出てくる発語です。

しかし、そのコップの大きさは人それぞれです。

誰がどの大きさのコップを持っているかは親御さんにも分かりませんし、満タンになるのに何ヶ月・何年かかるのかも分かりません。

ペグ
ちなみにわが家では、かけ流しだけをしていた頃は発話ゼロ。語りかけを始めたら、1~2ヶ月で英語を話し始めました!

英語のかけ流しはインプットには最適ですが、そこから先へ進むには別の取り組みも必要になります。

「かけ流しだけでペラペラになれる」という誤解をしないことが大切です。

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英語かけ流しをしているのにペラペラにならない

英語のかけ流しでよくある悩みは、ペラペラにならないということです。

結論から言うと、英語かけ流しのみでペラペラになれることはありません。

それはいくら乳幼児であっても難しいことで、ペラペラになるには他の取り組みや学習を同時進行するか、年齢に応じてステップアップする必要があります。

英語のかけ流しは英語を聞くことであり、英語コミュニケーション力を育てるものではありません。

英語がペラペラになるには、コミュニケーション力を鍛える必要があるのです。

泳ぎ方の講座を受けるだけでは実際に泳げるようになりませんし、料理動画を見ているだけで料理上手にはなりません。

それと同じで、英語のかけ流しだけしていても、英語がペラペラにはならないのです。

 

そこで、英語のかけ流しと一緒に行うと効果が倍増する取り組みをご紹介します

  • 絵本の読み聞かせ
  • 七田式・7+BILINGUAL
  • ベビーパーク英語育児講座

 

絵本の読み聞かせ

英語のかけ流しと一緒に行うと効果が倍増するのは、英語絵本の読み聞かせです。

かけ流しはあくまでインプットに特化したものであり、英語を話せるようになるにはコミュニケーションをとる必要があるからです。

そこで、かけ流しと一緒に絵本の読み聞かせをすることで「アウトプット」を促すことができます。

しかし、英語が読めなかったり発音が心配だったりする親御さんは、読み聞かせに抵抗があるかもしれません。

そんなときは、こちらの記事でご紹介している英語絵本を参考にしてみてください。

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1つの単語や短い文章で構成された絵本を多くご紹介していますので、英語が苦手な親御さんでも一緒に楽しみやすいですよ。

また、英語絵本の読み聞かせサービスやコンテンツもありますので、ぜひ活用してみてくださいね。

英語絵本の読み聞かせサービスやコンテンツ

 

ベビーパーク英語育児講座

英語のかけ流しと一緒に行うと効果が倍増するのは、ベビーパーク英語育児講座です。

英語のかけ流しで得た効果や英語力を半永久的に維持していくための英語育児講座です。

英語の語りかけやアニメ・ドラマを見ることで、日常生活に英語を取り入れるノウハウを学ぶことができます。

ベビーパークでは母国語習得を第一に考えているので、英語育児を始める年齢は2歳半と決まっています。

それまでにかけ流しで英語耳を育てておき、2歳半~3歳くらいでベビーパークの英語育児講座を始める人も多いようです。

\ 公式サイトを見てみる! /

ベビーパークの英語育児講座

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まとめ:英語かけ流しはポイントを知って効果を最大限に

かけ流しは誰でも・今すぐに・無料で始めることのできる、手軽な英語教育の1つです。

乳幼児期から始めれば英語耳が鍛えられ、今後の英語力向上に貢献することができます。

子どもの英語力の土台を作ってあげたいという人は、さっそく今日から英語のかけ流しを始めてみましょう。

英語のかけ流しはスマホ1つで始められますし、スピーカーや出力機器などの便利なアイテムを使ったり、Podcastで気軽に音源を探したりすることができます。

家族で英語BGMを楽しめる環境を作ってみてくださいね。


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ペグ

2人のバイリンガルキッズを育てている、Webライター兼ブロガーです。 英語好きが高じて、自宅をインターナショナルスクールみたいにしちゃおう!というぶっ飛んだ【おうち英語】を始めました。英語が苦手なパパママでも気軽にトライできる、そんなおうち英語情報のリサーチと研究が趣味。気軽にコメント、メッセージいただけると喜びます~♥

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