これからのグローバル社会に、子供が英語を話せるようになってくれたら嬉しいですよね。
英語が話せるようになれば、進学や就職の選択肢が増えるだけでなく、生きる世界を自由に選べるようになります。
しかし、まだまだ日本の公教育だけでは、英語が話せるようになるカリキュラムは整っていません。
子供が英語を話せるようになるには、家庭で英語に触れることが大切です。
この記事では、家庭で英語に触れる「おうち英語」をしているわが家から、子供が英語を話せるようになる方法をご紹介していきます。
家庭で今日から始められる方法ばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本ページにはプロモーションが含まれています
Contents
子供が英語を話せるようになる5つのポイント
子供が英語を話せるようになるには、英語が身近な存在であることが大切です。
英語を身近に感じれば感じるほどハードルが低く、話せるようになるまでの道のりも短くなりますよ。
しかし、日本では日本語しか使わないので、英語を身近に感じることが難しいこともありますよね。
子供が英語を身近に感じ、話せるようになる5つのポイントをご紹介しましょう。
- 毎日英語を聞く
- 英語をツールにする
- 英語を特別扱いしない
- オンライン英会話で毎日英会話をする
- 簡単な英語を日常的に使う
毎日英語を聞く
子供が英語を話せるようになるためには、毎日英語を聞くことが大切です。
英語は、見聞きする頻度と習得率が比例するからです。
つまり、英語を聞けば聞くほど聞き取れるようになり、英語を話せば話すほど会話が上達するのです。
日本で生まれた赤ちゃんは、毎日日本語で話しかけられて育ちます。
そして、1~2歳ごろから少しずつ日本語を話し出しますね。
成長の天才といわれる赤ちゃんであっても、膨大な日本語を聞いて1~2年経って初めて話し出すようになります。
赤ちゃんでさえこれだけの時間を要するのですから、子供が英語を話せるようになるには、膨大な量の英語を聞く必要があるのです。
そう、だからこそ、幼児期から英語を毎日聞き続けることが大切なんです!
幼児期から毎日英語を聞くことは、想像するほど難しくはありません。
幼児は勉強をする必要もありませんし、宿題もありませんから、英語を聞く時間がたっぷりあります。
まずは、自宅で英語動画を見てみることから始めてみましょう。
\ 関連記事はこちら /
-
子供向け英語Youtubeチャンネルまとめ|おうちで気軽に英語教育
おうちで気軽に始められる子供の英語教育といえば、Youtubeを見ること。 でも、どんなYoutubeが良いんだろう? 検索しても、ありすぎて選べない! ...
続きを見る
-
子供がハマる英語アニメまとめ!おうち英語成功の第一歩に
この記事では、子供向けの英語アニメをご紹介していきます。 「子供には小さなうちから英語に慣れ親しんでほしいけれど、親は英語が苦手…」 そんなご家庭では、子供向けの英語アニメから始めてみてはいかがでしょうか? ...
続きを見る
-
子供向け英語DVDおすすめ|楽しくバイリンガルになろう
子供の英語教育に最適なおすすめDVDをご紹介します。 英語習得の基本は「膨大な量の英語を聞くこと」です。 そのため、子供に英語DVDを見せることは英語学習に効果的といえます。 ...
続きを見る
また、英語教材DVDを利用すれば体系的な英語学習ができ、着実にステップアップできますよ。
代表的な教材にはディズニー英語システムがありますが「使いこなすのが難しそう」と思ったら、サンプルを請求してみてください。
\ サンプルはこちら /
DVDとCDのみの教材であれば、ミライコイングリッシュもおすすめです。
1日30分DVDを見るだけという使い勝手の良さが人気のミライコイングリッシュは、発音やフォニックスを学ぶのに最適!
ミライコイングリッシュもサンプルを請求できるので、気になったら見てみてくださいね。
\ サンプルはこちら /
英語動画以外にも、毎日英語を聞く方法はあります。
それが「かけ流し」といって、部屋の中にBGMのように英語をかけ流しておく方法です。
-
英語かけ流しでバイリンガルを目指そう!やり方や効果も解説
子どもの英語を始めるときに、気軽にできて効果も高いといわれているのが英語のかけ流しです。 英語のかけ流しは、英語をBGMのようにかけ流して、自然と子どもの耳に入る環境を作ることです。 英語を聞き取ることは英語習得の土台なので、子どものうちから英語を聞かせてあげたいですよね。 ...
続きを見る
かけ流しは子供が聞いていなくてもOKなので、取り組むハードルが低いのもポイントですよ。
このように、英語を毎日聞くことが習慣化されれば、子供が英語を話せるようになる第一歩は踏み出したようなものです。
小学生になると勉強や友達と遊ぶ時間も必要で、宿題や習いごとに追われるようになります。
英語を毎日聞く習慣を作ってあげられるのは幼児期の特典で、また苦労することなく英語を習得できるのも、幼児期の強みなんです。
英語をツールにする
子供が英語を話せるようになるためには、英語をツールにすることが大切です。
英語を学ぶのではなく英語「で」何かをするという方法で、英語をツールにしてみましょう。
たとえば、次のような状況になったとき、わたしたちは一生懸命英語を理解しようとするのではないでしょうか。
- おもしろそうなゲームがあるけれど英語版しかない
- 英語ネイティブの人を好きになった
- 英語ネイティブの歌手を好きになった
英語版のゲームしかなければ、そのゲームでとりあえず遊んでみて、遊びながら英語を理解するようになるでしょう。
英語ネイティブの人を好きになったら、英語が分からなくてもその人とコミュニケーションを取ろうとするでしょう。
英語ネイティブの歌手を好きになったら、曲を聴いて英語を理解しようと努めるでしょう。
こんなふうに、英語のその先に別の目的があると、モチベーションが上がって習得スピードが上がります。
子供にタブレットのアプリやゲームを与えるなら、英語で遊んでもらってみませんか?
こちらの記事で、おすすめの英語アプリをご紹介しています。
-
おうち英語ガチ勢ママが厳選!子供向け英語アプリまとめ
子どもの英語教育をするのに、英語Youtubeや英語絵本を取り入れているご家庭もありますよね。 では、遊びながら英語が学べるアプリは取り入れていますか? 最近では、英語初心者キッズでも気軽に遊べるものや、親の手助けがいらないゲームなど、アプリの内容も充実してきています。 ...
続きを見る
遊び要素のあるアプリもおすすめですが、モコモコイングリッシュやスタサプEnglishであれば学び要素も含まれるので、より効果的でしょう。
わたしたちが受けてきた英語教育は、英語そのものが目的になっていたと思います。
そのため、おもしろさを感じにくかったのではないでしょうか。
子供達には英語が最終目的ではなく、その先のゴールに到達するまでのツールであると思ってもらいましょう!
そうすることで、英語を学ぶメリットが子供にも伝わりやすくなるでしょう。
英語を特別扱いしない
子供が英語を話せるようになるためには、英語を特別扱いしないことが大切です。
わたしたち日本人は、英語が苦手なゆえ無意識のうちに特別扱いしていることがあります。
しかし親御さんが英語を特別扱いすることで、子供が英語を拒絶してしまう可能性があるのです。
たとえば、英語を習っている子供に「〇〇って英語で言ってみて」と実力を試すようなことを聞いたり「英語を話せることはすごいこと」だと話したりしていませんか?
日本では、まだまだ英語を話すだけで変に目立ってしまったり、浮いてしまったりする風潮がありますよね。
子供が英語を「特別な言葉」だと思ってしまうと、なかなか慣れ親しめず、話せるようにもなりません。
悪目立ちするくらいなら、英語を話したくないと思ってしまう子もいるでしょう。
親御さんは「英語を話せたらカッコいいよ!」という言葉でモチベーションを上げたいかもしれませんが、長い目で見ると良い声かけとはいえないかもしれません。
どうして英語を学ぶべきなのか子供に話すときは「英語が話せるとすごいから」ではなく、以下のように具体的な例を用いて説明してあげると良いですね。
- 外国で働く可能性もあるから
- これから日本には外国人が増えていくから
- 英語が使えるといろんな仕事ができるから
英語を特別扱いしないためには、自宅でミニ英会話をしてみるのも良い方法ですよ。
英語が苦手な親御さんでも挑戦しやすい声かけ方法を、こちらの記事で解説しています。
-
【初心者向け】子供に英語で声かけしてみよう!簡単フレーズ集
小学校3年生から英語の授業が始まり、どんどん英語が身近で必要な存在になってきています。 自宅で気軽にできる英語教育として、子供に英語で声かけをするという方法があります。 わが家のおうち英語でもいろいろな方法を試す中で、英語の声かけに大きな効果を感じました。 ...
続きを見る
オンライン英会話で毎日英会話をする
子供が英語を話せるようになるためには、オンライン英会話で毎日英会話をすることが大切です。
英語初心者の子供にとって、オンライン英会話はハードルが高いかもしれません。
しかし英語動画やかけ流しで英語を聞き慣れたり、英語アプリで遊び慣れたりすれば、オンライン英会話を始める良いタイミングでしょう。
子供向けのオンライン英会話は、こちらの記事でご紹介しています。
-
子供向けおすすめオンライン英会話!自宅でバイリンガルを目指そう
この記事では、子供向けオンライン英会話のおすすめをご紹介していきます。 小学校英語が3年生から始まり、英語教育はコミュニケーションが重視されるようになっています。 悩める親御さん ...
続きを見る
上記の記事から、子供が英語を話せるようになるポイントの詰まったオンライン英会話を抜粋して、ご紹介していきます。
サービス名 | 英語を話せるようになるポイント | 無料体験 |
Novakid |
|
あり(公式サイトから) |
ネイティブキャンプ |
|
あり(公式サイトから) |
DMM英会話 |
|
あり(公式サイトから) |
グローバルクラウン |
|
あり(公式サイトから) |
Weblio英会話 |
|
あり(公式サイトから) |
子供が英語を話せるようになるポイントは、毎日英会話ができるか、もしくは高品質なカリキュラムかどうかを見極めることが大切です。
特にNovakid(ノバキッド)のカリキュラムは、カナダ発祥のバイリンガル教育システム「イマージョン方式」を採用しているので、オンラインで完全英語漬けの環境を体験できます。
簡単な英語を日常的に使う
子供が英語を話せるようになるためには、簡単な英語を日常的に使うことが大切です。
英語を毎日聞いたり英語アプリで遊んだりするうちに、子供は英語が「お勉強するもの」ではなく「コミュニケーションで使うもの」だということを理解します。
それと同時に、英語動画で見たセリフや英語の歌詞が口から出てくることがあるかもしれません。
こうして、子供は自然と英語を話せるようになっていきます。
もし子供の口から、単語レベルでも英語の発語がみられたら「すごいね」と褒めるだけではなく、英語で答えてあげましょう。
最初は「Yes」や「Good!」だけでも大丈夫。
子供と一緒に、簡単な言葉から少しずつ習得していきましょう!
簡単な英語を日常的に使う方法は、こちらの記事で解説しています。
-
【初心者向け】子供に英語で声かけしてみよう!簡単フレーズ集
小学校3年生から英語の授業が始まり、どんどん英語が身近で必要な存在になってきています。 自宅で気軽にできる英語教育として、子供に英語で声かけをするという方法があります。 わが家のおうち英語でもいろいろな方法を試す中で、英語の声かけに大きな効果を感じました。 ...
続きを見る
簡単な日常会話に慣れてきて、親御さんから子供に英語で質問してみたいと思ったら、クローズド・クエスチョンを意識してみましょう。
クローズド・クエスチョンとは?
答えがYESかNOの二択になる質問のこと。
答えるハードルが低いので英会話のモチベーションが上がります!
対義語はオープン・クエスチョンといって、答えがYESとNO以外(自分で考えて出す答え)になる質問をいいます。
クローズド・クエスチョンの例
- Did you have fun at school?(学校楽しかった?)
- Do you like it?(これ好き?)
- Do you want to go?(行きたい?)
オープン・クエスチョンの例
- What did you do at school?(学校で何したの?)
- Why do you like it?(どうしてこれが好きなの?)
- Where do you want to go?(どこに行きたいの?)
いかがでしょうか?
クローズド・クエスチョンのほうは、子どもがYesかNoを答えれば会話が成立します。
それに対しオープン・クエスチョンのほうは「何」「どうして」「どこに」と、より詳細な返事を求めていますよね。
まだ英会話に慣れていない子供にオープン・クエスチョンをすると「英語を話すの難しいな」と思わせてしまいます。
話したいことはあるのにうまく英語にできない、そんなモヤモヤした気持ちを残してしまうのです。
子供に英語を話せるようになってほしいのであれば、クローズド・クエスチョンを使って成功体験を積んであげましょう。
子供が英語を話せるようになるため親ができること
子供が英語を話せるようになるため、家庭で親御さんができることをご紹介します。
親御さんが英語をペラペラ話せなくても、教える資格を持っていなくても、家庭でできる大切なサポートがありますよ。
以下の3点を解説していきましょう。
- 親子で一緒に英語を学ぶこと
- 毎日英語の時間を作ること
- 子供を褒めること
親子で一緒に英語を学ぶこと
子供が英語を話せるようになるために家庭で親御さんができることは、親子で一緒に英語を学ぶことです。
子供が英語を話せるようになるためには、子供だけに英語をやらせっぱなしにするのは逆効果です。
親子で英語動画を一緒に見たり、簡単な英語を一緒に使ったり、親子で一緒に英語を学ぶことを意識しましょう。
親子で一緒に英語を学ぶことで、子供は英語を話せるようになっていきます。
理由は以下の通りです。
- コミュニケーションを楽しめる
- パパママの言葉を真似したくなる
- 英語がコミュニケーションツールであることが伝わる
英語はコミュニケーションツールなので、1人で黙々と学ぶのはなく、複数名で一緒に学ぶことで効果を発揮します。
家族で英語の時間を共有できれば、英語が日常化されて、さらに身につきやすくなるでしょう。
また、親子で一緒に英語を学ぶことで、子供に英語の必要性がダイレクトに伝わります。
よくあるのが「パパとママはもう遅いけど、あなたは英語をやっておきなさい」と言ってしまうこと。
それでは子供に英語の必要性が伝わらないどころか「パパママはやらなくても良いのになぜ自分だけ?」と思わせてしまうでしょう。
親子で一緒に英語を学ぶことで、子供に孤独感を感じさせず、自然に英語を身につけてもらうことができますよ。
毎日英語の時間を作ること
子供が英語を話せるようになるために家庭で親御さんができることは、毎日英語の時間を作ることです。
1日30分でも、英語に触れる時間を作ることをおすすめします。
とはいっても「毎日英語のワークを〇ページ」というお勉強感を感じさせる指示ではありません。
英語アニメを見たり英語アプリで遊んだり、子供にとって英語が娯楽であるような環境を意識してみましょう。
かけ流しなら、おもちゃで遊んでいるときでも食事中でも良いので、始めやすいですね。
「1ヶ月で〇個の単語を覚える」「〇日までにワークを1冊終わらせる」というノルマを設定するのではなく、子供のレベルに合った英語環境を毎日コツコツ続けてあげましょう。
子供を褒めること
子供が英語を話せるようになるために家庭で親御さんができることは、子供を褒めることです。
英語動画を見て少しずつ聞き取れるようになったり、セリフを覚えてアウトプットできるようになったり、小さな変化を感じられるようになると思います。
子供の成長を、積極的に褒めてあげましょう。
ポイントは、英語そのものではなく頑張った過程を褒めること。
たとえば「あなたの英語は〇〇ちゃんより上手」「英語が上手」などと、英語力を褒める言い方をすると、子供は「英語ができるかできないかで判断されている」と思ってしまうかもしれません。
英語は誰かと比べるものではありませんし、上手に話せれば良いというものでもありませんので、次のような褒め方を心がけてみてくださいね。
- 毎日英語アニメを見ているからお話が分かるようになってきたね
- オンライン英会話をがんばっているからお話が上手になったね
- 前は少ししか言葉が分からなかったけど今はたくさんお話できるね
誰かと比べてスゴい、英語力が優秀、などという褒め方ではなく「いつも頑張っているからどんどんレベルアップしているね!」と、その子の本質を褒めてあげましょう。
子供が英語を話せるようになるためにしてはいけないこと
続いて、子供が英語を話せるようになるためにしてはいけないことをご紹介します。
以下の3点を解説していきましょう。
- 子供にだけやらせること
- 親が英語に苦手意識を持つこと
- 英語を強制すること
子供にだけやらせること
子供が英語を話せるようになるためにしてはいけないことは、子供にだけやらせることです。
子供に英語を話してほしいがために、このような言葉をかけてしまっていませんか?
「パパとママは今さら英語を学んでも遅いから」
「パパとママは学生時代英語で苦労したから、あなたはそうならないように」
パパママの失敗談を明かすことで、子供のモチベーションを上げたい気持ちも分かります。
しかし、幼児や小学生など低年齢の子供にとってはどうでもいいことで、説得力がないのです。
英語の重要性や必要性を、身をもって感じているのは大人だけ。
子供にとっては、知ったこっちゃないからです。
子供が自ら英語をやりたいと言って学んでいるならば話は別ですが、親御さん主導でおうち英語をしている場合は、子供にだけやらせておく方法はオススメしません。
子供にしっかり英語力が定着し、自走できるまで続けられるご家庭の共通点は、親御さんの意欲が高いこと。
子供だけが一生懸命英語を学ぶのではなく、親御さんも一緒に学ぶ姿勢を見せてあげましょう。
親御さん向けの英語学習なら
-
英語系Youtuberオススメまとめ!大人の英語学習も無料で楽しく
子どもの英語教育や英語育児について発信している当ブログですが、大人向けの英語系Youtubeがあれば、親御さんも楽しく英語を学べますよね。 今の時代、子どもだけが英語を学んでいても、なかなか長続きしないでしょう。 親御さんが一緒に学んだり、英語に対して前向きな姿勢を見せたりするだけで、子どものモチベーションも上がります。 ...
続きを見る
-
英語を学び直したい大人向け!おすすめテキストやサービスまとめ
英語力が高いことによるメリットは多くありますが、大人が英語を学び直すのは簡単なことではありませんよね。 英語を学び直したいけど、何から始めたらいいかわからない 英語を学び直す時間もないし、うまくいかない ...
続きを見る
親が英語に苦手意識を持つこと
子供が英語を話せるようになるためにしてはいけないことは、親が英語に苦手意識を持つことです。
英語に限らず、親御さんの好き嫌いを子供はよく見ています。
親御さんが「パパママは英語が苦手だからよくわからないけど、あなたはそうならないように頑張って!」と伝えても、親御さんが思っている以上に子供には響かないでしょう。
子供によっては「パパとママができなかったことができていてすごい!」といわれて誇らしく感じる子もいるでしょうから、もちろん個人差はあります。
しかし、子供に英語を話せるようになってほしいのであれば、親御さんが英語に対して苦手意識を持っていることを子供に話すのは、好ましくありません。
親御さんが「嫌い」「苦手」と言っていることを、やる気満々でハッピーに続けられる子供は少ないでしょう。
親子で英語を楽しめれば、子供が英語を話せるようになる日も近いでしょう。
英語を強制すること
子供が英語を話せるようになるためにしてはいけないことは、英語を強制することです。
極端な話ですが、子供が英語を拒絶した時点で、それ以上の英語力は期待できないでしょう。
そこで強制してしまうのはさらに悪循環を生み、巻き返しが難しくなってしまいます。
子供が英語を拒絶したら、おうち英語をしばらく休憩してみるのも手です。
英語は間を空けるとすぐに忘れてしまうものなので、焦ってしまう気持ちも分かります。
しかし、強制するくらいならお休みするほうが未来は明るいでしょう。
お休みするときには以下のポイントをチェックしながら、続けられそうなものだけさりげなく続けてみましょう。
英語の取り組み全てが嫌だというわけではないケースもあれば、そのとき英語をやりたくなかっただけということもあります。
子供にヒアリングして、続けられそうなものだけ続けておくだけで、英語環境は継続されるので、心配ないでしょう。
「英語は大事だから続けなきゃダメ」と強制してしまうと、最悪の場合英語嫌いになってしまう恐れもあります。
英語を嫌いになってしまうと、そこから英語好きにさせるのは至難の業。
嫌いになる前(やりたくないと意思表示した時点)にお休みしたり、子供の意思を尊重したりして、英語に嫌悪感を抱くのを阻止しましょう。
子供が英語を話せるようになるプロセスの違い
子供が英語を話せるようになるプロセスは、年齢によって違います。
ここでは幼児と小学生に分けて、その違いを解説していきましょう。
簡単に言うと、幼児期には簡単にできたことでも小学生にはできない(やろうとしない)可能性があるということです。
大きく分けると、以下のような違いがあります。
- 幼児の英語はリスニング重視
- 小学生の英語は語彙力・文法力と同時進行
- 「条件学習能力」と「概念学習能力」の違い
それでは、1つずつ解説していきましょう。
幼児の英語はリスニング重視
幼児の英語は、リスニングを重視します。
幼児はまだ日本語も英語も完璧ではなく、リスニングを重視することで聞いたままの英語を話せるようになるからです。
幼児といえば、かわいらしい言い間違いがよくありますよね。
そんなかわいい言い間違いも、親御さんや先生が話す正しい言葉を聞いて、少しずつ正しく言えるようになります。
英語のリスニングを重視するのも同じ理由で、幼児の英語はまず膨大な量のリスニングから始めるのが効果的ですよ。
英語のインプットとアウトプットは、よくコップに例えられます。
子供は言葉を習得するコップをそれぞれ持っていて、インプットを繰り返しコップに知識を溜めていきます。
そして、コップがいっぱいになって溢れ出した時に、アウトプットとして言葉が出てくるのです。
コップの大きさや、インプット知識が溜まるスピードは個人差があります。
そのため、誰もが数ヶ月でアウトプットできるようになるわけではありません。
しかし、英語を聞くだけで聞き取れるようになったり、無邪気におしゃべりするだけで英語が話せるようになったりするのは幼児だけ。
具体的には、9~10歳くらいまではリスニングを重視すると良いといわれています。
臨界期までの年齢(主に幼児)に対しては、リスニングを重視する方法が効果的なのです。
小学生の英語は語彙力・文法力と同時進行
小学生の英語は、語彙力・文法力と同時進行します。
小学生での英語スタートは手遅れというわけではありませんが、日本にいながら英語を習得するにはギリギリのスタートでしょう。
そのため、幼児のようにリスニングを重視していても、自然に話せるようにはなりません。
むしろ、もう日本語を不自由なく話せるようになっているので、わざわざ英語を話そうとはしないでしょう。
一般的に、小学校3年生(ちょうど臨界期を迎える年齢)から小学校卒業くらいまでに習得する英語の語彙数は、300語ほど。
小学生になると「考えて話す知能」があるにもかかわらず、知っている英語が少なすぎて英会話ができないのです。
そのため、ただ単に英語をリスニングするだけでなく、幼児よりステップアップした方法でアプローチすることが必須です。
- 英語動画でインプット&オンライン英会話でアウトプットする
- 英語ワークで文法&英語ゲームで語彙力を増やす
- Podcastで英語をかけ流し&英語で日記をつける
幼児に対して英語の取り組みを平行することは望ましくありませんが、小学生になるとできることが増えていきますよね。
リスニングだけでは追いつかないので、語彙力や文法力をつけることを並行して行いましょう。
そんなときは、プロや教材の力を借りて効率よく力をつけることをおすすめします。
小学生からの英語にぴったりの習いごとや、英語コンテンツをご紹介していきましょう。
ベルリッツキッズ
▲タップで公式サイトへ
ベルリッツキッズは、生徒が英語を話す時間が多いことで知られている英会話教室です。
教室での対面レッスンか、オンラインレッスンを選ぶことができます。
小学生におすすめの理由は、次の通りです。
- レッスン時間のほとんどを生徒に話させる
- グループレッスンでも生徒の人数は最大3人
このシステムで、生徒はレッスン時間をまるまる使って英語を話すことができます。
一般的な英会話教室の中には、先生が一方的に話して生徒が聞き役に徹しているところもあります。
それでは英会話ができるようにならないどころか、リスニングも簡単な指示文を聞き取れる程度にしか育たないでしょう。
ベルリッツキッズは、そんな一般的な英会話教室の課題を強みに変えてくれます。
小学生になると、英語を話すことに抵抗感を覚えてアウトプットがはかどらないご家庭もあるでしょう。
ベルリッツキッズなら、先生の手厚いサポートでアウトプットを引き出してくれますよ。
クラウティ
▲タップで公式サイトへ
クラウティは、家族みんなで使えるオンライン英会話サービスです。
小学生におすすめの理由は、オンラインゲームを使ったレッスンがあるからです。
テキストを読んだり、会話のキャッチボールをしたりするレッスンに抵抗のある子供向けに、オンラインゲームで先生と対戦するレッスンがあるんです。
オンライン英会話に乗り気になれない小学生でも、オンラインゲームレッスンなら取り組むハードルが低いですよね。
クラウティは8日間も無料体験を受けられるので、ぜひ申し込んでみてくださいね。
MOCOMOCO ENGLiSH
▲タップで公式サイトへ
MOCOMOCO ENGLiSH(モコモコイングリッシュ)は、子供向けの英語アプリです。
小学生におすすめの理由は、次の通りです。
- キャラクターにコメディー要素がある
- ゲームでスピーキング練習ができる
- 小学校英語の学習要項に準拠している
英語に抵抗感を抱きがちな小学生でも、MOCOMOCO ENGLiSHのコメディー要素とシュールなアニメは楽しみやすいですよ。
遊びながら発音練習もできて、小学校英語対策もできるところが、ほかのアプリにはないメリットでしょう。
トライアル期間中に退会すると料金がかからないので、気軽にお試しすることもできますよ。
小学生の英語学習は、親御さんの力だけで行おうとしても頭打ちしてしまう可能性が高いでしょう。
小学生は、幼児と違ってさまざまなことを自分で決断できるようになりますし、友達関係や勉強で忙しくなるからです。
習いごとや英語コンテンツの力を借りて、英語を日常化することで英語が話せるようになる確率も上がります。
それぞれの子供に合う方法を選んで、取り入れてみてくださいね。
「条件学習能力」と「概念学習能力」とは?
さて、ここまでで幼児と小学生の英語の始め方について解説してきました。
要約すると、幼児はリスニングを重視し、小学生は語彙や文法を同時進行するという違いがあります。
その方法は「条件学習能力」と「概念学習能力」と呼ばれる正式な学習法なんです。
名称 | 条件学習能力 | 概念学習能力 |
年齢 | 0~9歳くらいまで | 9歳くらいから上 |
特徴 | 英語と日本語の言語環境を与えたとき、 その条件に無意識に、そして機械的に 対応できるようになること |
言語を概念や理屈でとらえて 学習しようとする能力のこと |
効果的な学習法 | リスニングでネイティブ英語を聞かせ、 聞いたままの英語を繰り返す |
文法や英語のルールの 「なぜこうなるの?」を 理解しながら知識をつける |
幼児には「条件学習能力」が備わっているので、英語を聞かせれば聞かせるほど英語力の土台が育ちます。
しかし、小学生になると条件学習能力は少しずつ衰えていき、入れ替わりに「概念学習能力」が育ってきます。
そのため、英語を概念や仕組みで理解する語彙や文法を同時進行することが、効果的なんです。
子供が英語を話せるようになるまでにした3つのこと
わが家は上の子が3歳、下の子が1歳半のときにおうち英語を本格的にスタートしました。
子供が英語を話せるようになるまでにしたことは、次の3つの方法です。
- 英語のかけ流し
- 英語の語りかけ
- 英語の読み聞かせ
1つずつ、掘り下げていきましょう。
英語のかけ流し
子供が英語を話せるようになるまでにしたことは、英語のかけ流しです。
赤ちゃんの頃に行うかけ流しの効果は絶大で、子供は努力することなく英語が聞き取れるようになっていきます。
この原理については、かけ流し教材・パルキッズを開発している児童英語研究所の船津洋氏も、コラム内で語っていました。
幼児期にかけ流しをしているご家庭からは、子どもたちが「聞いていない」、「集中してくれない」、「聞いている様子がない」などなどご心配の声が届きますが、幼児たちの耳には英語のかけ流しは「聞き取ろう」としなくても「聞こえて」いるのです。
実際にわが家でも英語のかけ流しを通じて、子供が英語の歌やダンスを楽しむようになり、また体の動きでアウトプットができるようになるのを目の当たりにしてきました。
たとえば、子供たちのお気に入りだったこの曲では、たくさんのアウトプットを見せてくれましたよ。
WalkやHop、Fall downなどさまざまな動きをダンスにしたこの曲は、親しみやすいメロディーとかわいいキャラクターで、子供たちのお気に入りでした。
何度もかけ流しているうちに、Walk, Hop, Fall downなどの動きを再現できるようになりました。
まだ言葉も出ていない赤ちゃんだったので、英語を聞くだけで体の動きと結び付け、少しずつ自己表現ができるようになりました。
わが家ではYoutubeのかけ流しが多かったですが、動画を見せたくないご家庭には音声のかけ流しもおすすめです。
詳しくは、こちらの記事でお話しています。
-
英語かけ流しでバイリンガルを目指そう!やり方や効果も解説
子どもの英語を始めるときに、気軽にできて効果も高いといわれているのが英語のかけ流しです。 英語のかけ流しは、英語をBGMのようにかけ流して、自然と子どもの耳に入る環境を作ることです。 英語を聞き取ることは英語習得の土台なので、子どものうちから英語を聞かせてあげたいですよね。 ...
続きを見る
英語の語りかけ
子供が英語を話せるようになるまでにしたことは、英語の語りかけです。
上の子が幼稚園に入園するのと同時に、英語の語りかけをスタートしました。
初めて英語で語りかけたとき上の子は3歳、下の子は1歳でしたが、わたしの言っている意味がわからなくてキョトン顔。
かけ流しをしてきて、簡単な単語は理解していると思っていましたが、英会話や文章になるとやはり分からないようで「かけ流しの意味はあったのかな?」と自信をなくしかけました。
「このままでは、子供たちにとって英語が異国の言葉になってしまう…」
という危機感を感じたわたしは、英語の語りかけを始めました。
英語の語りかけで気をつけたポイントは、よく使う言葉から英語に置き換えることでした
わが家では以下の言葉から順に英語に置き換えていき、最終的に会話がすべて英語になることを目指しました。
- Yummy!(おいしいね)
- Let's go!(行こう!)
- What's this?(これなぁに?)
- Good job!(よくできました)
- Let's eat!(いただきます)
日常生活で使いやすい言葉から順に英語に置き換えることで、日に日に使える単語やフレーズが増えていきました。
3ヶ月くらい経つと、日常的なフレーズのほとんどを英語で理解してくれるように。
2年もすると母子間の会話が完全に英語化され、オンライン英会話や読み書きにステップアップできるようになりました。
語りかけについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
-
【初心者向け】子供に英語で声かけしてみよう!簡単フレーズ集
小学校3年生から英語の授業が始まり、どんどん英語が身近で必要な存在になってきています。 自宅で気軽にできる英語教育として、子供に英語で声かけをするという方法があります。 わが家のおうち英語でもいろいろな方法を試す中で、英語の声かけに大きな効果を感じました。 ...
続きを見る
英語の読み聞かせ
子供が英語を話せるようになるまでにしたことは、英語の読み聞かせです。
上の子が本を破ってしまうタイプだったので読み聞かせは避けてきたのですが、おうち英語を始めたことで子供たちと図書館に通うように。
簡単な英語を真似して日常生活で使ってみたり、親子でアウトプットしたりするうちに、表現力が上がっていきました。
幼児向けの絵本は英語が簡単なので、英語が苦手な親御さんでも一緒に読みやすくなっていますよ。
おすすめの絵本をこちらでご紹介しているので、気になったら読んでみてくださいね。
-
子供向け英語絵本まとめ!便利なCDや読み聞かせサービスも紹介
この記事では、子供向けの英語絵本をご紹介しています。 おうち英語ママ子供には英語絵本に慣れ親しんでほしいけど、読み聞かせができない そんな親御さんでも心配ご無用。 ...
続きを見る
また、読み聞かせが苦手な親御さんには、英語絵本の配送サービス・Baby English Laboがおすすめです。
▲タップで公式サイトへ
Baby English Laboは、6ヶ月にわたって絵本とCDのセットが定期配送されるサービスです。
CDには絵本の読み聞かせ音源が収録されているので、親子で絵本を広げてCDを聴くだけで、ネイティブ音声の英語絵本タイムを楽しむことができます。
「英語の読み聞かせをしてみたいけど難しい」と思っている親御さんにおすすめですよ。
子供が英語を話せるようになる!簡単フレーズ
親子で英会話に挑戦するなら、簡単に使い回せるフレーズや、中学英語でできる会話のバリエーションがとても使えます。
当たり前ですが、最初からネイティブのようなペラペラ英語を目指す必要はありません。
毎日同じフレーズを使い回したり、毎日同じシチュエーションで英語を使ってみるだけで良いのです。
それでは、いろいろ組み合わせて使える簡単フレーズをご紹介していきますね。
It's time to 〇〇!(〇〇の時間だよ)
子ども向けの英語アニメでよく出てくる表現。
親子で使いやすく、また1日の中で何度も使えるフレーズなので、自然と覚えることができます。
- It's time to eat!(ご飯の時間だよ)
- It's time to go!(出発するよ)
- It's time to clean up!(片付けの時間だよ)
- It's time to wake up!(起きる時間だよ)
こんなふうに、time to…のあとには動詞を入れてください。
It's time to…は、何をするときにも使える便利な表現ですが、場合によってはもっと短縮することもできます。
好きなほうを選んで、日常会話で生かしてみてください。
たとえば…
- It's time to go to bed.(寝る時間だよ)▶It's bedtime!
- It's time to read a book.(絵本の時間だよ)▶It's storytime!
- It's time to eat lunch.(お昼ご飯を食べる時間だよ)▶It's lunchtime!
It's time to…を使うことに慣れてきたら、1つずつ簡単フレーズをプラスして、文章を長くしてみましょう!
- It's time to go. Hurry up!(出発する時間だよ、急いで!)
- It's time to eat. Come over.(ご飯の時間だよ、おいで)
- It's time to clean up. Who's first?(片付けの時間だよ、誰が早いかな?)
How's 〇〇?(〇〇はどう?)
How is 〇〇?は、〇〇についてどう思うか、どう感じているかを簡単に聞ける質問文になります。
〇〇が食べ物であれば「味はどう?おいしい?」という意味になり、〇〇が身体の部位であれば「痛くない?」という意味でも使えるんですよ。
例文を見ていきましょう。
- How's your salad?(サラダどう?おいしい?)
- How's your knee?(あれから膝はどう?)※転んだ翌日などに
- How's your school?(学校楽しい?)
- How's your day?(今日はどうだった?)
How'sという表現は「How is」にもなるし「How was」にもなる便利な短縮形。
How's 〇〇?と言うだけで、現在形か過去形かを気にせず使えてしまうんです。
More?(もっと?)
Moreは、中学英語でも習ったように「もっと」「さらに多く」という意味の単語。
正確には、I want more rice.(もっとご飯がほしい)などと文章で使いますが、おうち英語ならMoreだけも使えます。
より詳しくするなら
- More snack?(もっとおやつが欲しいの?)
- Some more?(もうちょっと?)
- A lot more?(もっともっと?)
こんなふうに、少しアレンジするだけでより詳しい「もっと」を表現することができますよ。
Which one?(どっち?)
子供に対してよくかける声「どっちにする?」も、英語でとってもシンプルな言い方ができます。
- I have jelly and candy. Which one?(ゼリーとキャンディがあるよ、どっちにする?)
- Which one do you want?(どっちが欲しい?)
- Which one? This one or that one?(どっちにする?これ?それともあれ?)
お気づきの方も多いと思いますが、この場合の「one」は、持っているその物を表します。
なので「これ」はThisだけでなくThie oneに、そして「あれ」もThatだけでなくThat oneになるのです。
いくつかある中から物を選ぶときにはoneをつけます。
「Which one」「This one」「That one」と、自然にoneをつけた言い方ができるようになりますね。
Do you like it?(これ好き?)
ご飯やおやつのときでも、おもちゃで遊んでいるときでも、何気ない会話の中で使える便利な表現。
もちろん、中学生で習うとてもシンプルな文章です。
この「like」という単語、直訳すると「好き」になりますが、実はもっと幅広い意味で使えるんですよ。
Likeの使い方はたくさん!
- I like it!(いいね~!)
- Do you like it?(それ美味しい?)
- I like the weather today.(今日の天気最高)
直訳で「好き」という意味でなくても、気軽に「いいね!」「いいじゃん!」と言いたいときに使えるLikeは、ネイティブの会話でも頻繁に出てくる表現。
テンションが上がったときに「I like it!」と気軽に言えるよう、親子でたくさん使って慣れておくと良いですね!
I love that!(いいね!)
1つ前に紹介した「Like」よりももっと気持ちが大きいときに使うのが「Love」です。
日本では英語を直訳する風潮があるので、Loveも「愛」のような大きな意味にとらえられてしまいがち。
でも、実際の英会話ではもっと気軽に言い合えるのが「Love」なんです!
- おいしいものを食べたとき
- 子どもが良い言動をしたとき
- お気に入りの商品に出会ったとき
- 相手の提案が気に入ったとき
こんなふうに、Likeよりも「いいね!」と思う気持ちが大きいときに使える「Love」も、おうち英語で使い回せる便利な表現ですよ。
Let's 〇〇!(〇〇しよう!)
Let'sを使ったフレーズといえば、Let's go!がまず思い浮かぶと思います。
もちろん、子育てをしていればLet's go!はとても便利なフレーズなのですが、実はもっと幅広く使って良い表現なんですよ。
- Let's do this!(これやってみようよ)
- Let's try!(よし、やってみよう!)
- Let's eat!(いただきます)
直訳すると「〇〇しよう」という使い方しかできないように思いますが、もっとカジュアルに、あらゆる場面で使える便利なフレーズを作れますよ。
Let's not do that.(それやめようか)
Let'sを使った表現は、中学英語でも習うシンプルなフレーズが多いですよね。
Let's go.(行こう)やLet's eat.(食べよう)など、何かに誘うときの定番です。
それでは、Let'sにnotがつくとどうなると思いますか?
そう、Let's not 〇〇で、「〇〇するのはやめようか」と、やんわり止める表現になるんです!
Don't 〇〇!や、Stop 〇〇!では言葉が強すぎるときや、もう少し柔和に注意したいときにピッタリの表現です!
- Let's not say that.(そういうこと言うのやめよう)
- Let's not go there.(そっち行くのはやめようか)
- Let's not eat this.(これ食べるのはやめようね)
- Let's not touch this.(これ触るのやめとこっか)
こんな感じで、強くは言いたくないけれどやめてほしいことがあるとき、Let's not 〇〇がとっても使えます。
使う単語はシンプルなものばかりなので、ぜひ語りかけで使ってみてくださいね。
Enjoy 〇〇!(〇〇楽しんでね)
Enjoyも直訳すると「楽しむ」という、少しお堅いイメージのある単語なのではないでしょうか。
しかし、おうち英語で使うならもっと気軽にカジュアルに言ってみましょう!
1日に何度も使える!便利な活用方法をご紹介します。
Enjoyの便利な使い方
- Enjoy your day!(今日楽しんでね)
- Enjoy your school.(学校楽しんでね)
- Enjoy your food.(おいしく食べてね)
- Enjoy.(ごゆっくり)(楽しんで!)
- Enjoy your book.(本おもしろいといいね)
- Enjoy your weekend.(良い週末を!)
こんなふうに「何かを楽しめますように」「良いものでありますように」「あなたにとって好きなものでありますように」と、相手にとって良いものであるよう祈るような言葉としても、Enjoyが活躍します。
朝起きて、まずはEnjoy your food!(朝ごはん召し上がれ~)というところから始めてみませんか?
I'm 〇〇.(わたしは〇〇と感じているよ)
語りかけでは、子供からアウトプットを引き出すことに重点が置かれがち。
しかし、親御さんが自分の気持ちをアウトプットするというのも重要ですよね。
日本語は"察する"ことが美徳とされていますが、英語では直球表現をすることが多くあります。
そんなとき、I'm 〇〇.という簡単な表現を使って、気持ちを伝える練習をしてみましょう。
こんなふうに使おう
- I'm happy!(うれしいな)
- I'm sad.(悲しいよ)
- I'm excited!(楽しみだなぁ)
- I'm upset.(ちょっと怒ってるよ)
- I'm hungry.(お腹すいちゃった)
I'mのあとに形容詞を1つ入れるだけで完成する、とってもシンプルな表現。
子どもも気軽にマネしてくれて、自分の気持ちを相手に伝えるというコミュニケーションの基本が練習できますよ。
How about 〇〇?(〇〇はどう?)
子育てで使える英語表現として、子供の意見を聞くという声掛けも便利です。
日本の子育てだと、どうしても親が主導権を握ってあれこれ決めてしまいませんか?
しかし、英語圏では子供に決定権を委ねることがよくあります。
What do you think?(あなたはどう思う?)と意見を聞いて、子供の思いや言い分に1人の人間として耳を傾けるという親御さんが多いのです。
そんな自主性を育む子育てに一歩近づくために、日常的に使いたいフレーズが「How about 〇〇?」という質問。
- How about going to the park?(公園に行くのはどう?)
- How about drawing?(お絵描きはどう?)
- How about bananas?(どうする?バナナ食べる?)
こんなふうに、子供に何かを選ばせるときにサラッと使える簡単表現。
英語圏では当たり前!「魔法の声掛け」
ここからは、子供にたくさん聞かせてあげたい魔法の声掛けを紹介していきます。
心優しい子に育てるための魔法の声掛けは、どれもシンプルで使いやすいものばかり。
それでいて子供に絶対的な自信をつけてあげられる、まさに魔法のようなフレーズなので、ぜひ積極的に使ってみてくださいね。
I love you.(大好き)
Amazing!(素晴らしい!)
Good job!(よくできました!)
Perfect!(完璧!)
You tried hard.(頑張ったね)
You can do it!(きっとできるよ)
I'm proud of you.(すごいね)
Tell me more.(もっとお話聞かせて)
中学で習う英語を組み合わせるだけで、子供に愛情を伝えられる声掛けができるのは嬉しいですよね。
ネイティブの子供が学ぶこなれ表現
それでは、ネイティブの子供たちが自然に学ぶ英語表現について見ていきましょう。
ネイティブの子供が学ぶ英語というのは、わたしたち日本人の英語学習にも大きなステップになります。
ネイティブの子ども英語が大事な理由
- ネイティブが日常生活で自然に学ぶ表現=いろんな場面で使える便利な表現
- ネイティブの子どもが覚える表現=シンプルで発音しやすい
「使える英会話」「これだけは覚えておきたいフレーズ」といって紹介される英語はたくさんあります。
しかし、ネイティブの子どもが覚える英語表現というのは、その中でも最強です。
まずはこれから始めたい、簡単で覚えやすいフレーズをご紹介していきましょう。
I'm crazy about 〇〇!(〇〇が大好き!)
洋画や洋楽の中ではよく出てくる表現なのですが、crazy about 〇〇で「〇〇に夢中だ」「〇〇が好きでたまらない」という表現になります。
恋愛系のセリフでも使われているので、子どもが覚えるというイメージはないかもしれません。
が、単純に「〇〇が大好き~!」「〇〇なら一日中遊んでいられる!」というくらい好きな気持ちを表すのに、とても便利ですよ。
I hope 〇〇.(〇〇だといいなぁ)
親子でたくさん使えるI hopeも、覚えておけば応用がきくでしょう。
直訳すると「願う」ですが、同じ意味としてI wishもよく聞きますよね。
HopeとWishの違いは?
Hope:叶いそうな願い
Wish:叶わないかもしれない願い
とってもシンプルに言うと、こんな感じです。
こんなふうに、hopeは実際の目の前で起きていることや、比較的叶いやすい願望をさらっと言うときに。
逆にwishを使うときは、今すぐには叶わないようなことを"嘆く"ようなニュアンスが出ます。
I hope~を子どもが使うときは、
- I hope I can go to the park.(公園に行きたいなぁ~)
- I hope I can eat an icecream.(アイスが食べたいなぁ~)
こんな感じで「いいな~」「やりたいな~」とぼやくときに使えますね。
Right?(だよね?)
会話の中で「だよね?」「そうだよね?」と軽く確認するときにも使える、Right?という一言。
中学英語で習った付加疑問文の知識で言うと、
- I told you that, didn't I?(私、言ったよね?)
- You didn't eat this, did you?(これ、食べてないよね?)
こんなふうに、最初の文と肯定文/否定文を入れ替えて、最後に付加するという使い方でしたね。
そうなんです。これがとってもややこしくて、覚えられないんですよね。
そんなとき、文章の最後に「Right?」を付けるだけで、同じ使い方ができるんです。
- I told you that, right?(私、言ったよね?)
- You didn't eat this, right?(これ、食べてないよね?)
Rightには「正しい」という意味があるので、直訳すると「Right?」は「私、正しいよね?」と聞いていることになります。
軽く「だよね?」「間違ってないよね?」と確認する感覚で、使ってみてくださいね。
ネイティブの子供も本当によく使う表現ですよ。
Sounds good!(いいね!)
中学英語で言うとかなりハイレベルなのですが、実はネイティブにとってはお子さまレベル。
Sounds goodは、直訳すると「良さそうに聞こえる」という意味。
何かわくわくする計画を聞いたときに「良さげだね!」「いいね!」と肯定的な反応を示すのに使えます。
もともとはIt sounds good.(それは良さそうに聞こえる)という文章になりますが、主語を省いてカジュアルにSounds good!と言ってみましょう。
応用もきく!
- Sounds easy.(簡単そうじゃん)
- Sounds fun!(楽しそう!)
- Sounds super.(最高じゃん)
sounds(聞こえる)ということで、話を"聞いた"ときに使うフレーズですが、同じような意味でlooksも使えます。
- You look busy.(忙しそうだね)
- She looks down today.(なんかあの子、今日元気なさそう)
- You look perfect!(めっちゃかわいいよ!)
こんな感じで、YouやShe/Heなど、主語に合わせていろいろ使ってみてくださいね。
It's gonna be ok!(大丈夫大丈夫!)
なんとも英語らしい、ポジティブなフレーズ。
ぜひ覚えて、おうち英語でたくさん使っていきましょう!
It's gonna be okは何か悪そうな状況に対して「快方に向かっていくから大丈夫だよ」とポジティブに捉える表現。
たとえば…
- Are you scared? It's gonna be ok!(怖いの?全然大丈夫だよ!)
- Don't worry too much. It's gonna be ok.(心配しすぎないで、うまくいくよ)
- I made a mistake, but it's gonna be ok.(ミスしちゃったけど、大丈夫大丈夫)
心配性な日本の国民性からすると「そんなお気楽な…」と思ってしまいますが、こういう言葉が日常的に飛び交うのも、英語を学ぶ醍醐味ですよね。
I have to 〇〇.(〇〇しなきゃ)
日本で習う「I have to 〇〇.」は、少しかっちりしたイメージかもしれません。
でも、もっとカジュアルに、子どもでも気軽に使えるようなフレーズなんですよ。
- I have to go to bed now.(もう寝なきゃ)
- I have to eat veggies.(野菜も食べなきゃ)
- I have to get dressed.(着替えなきゃ)
と、まさに日本語で「あっ、コレをやらなきゃ!」と思いついたときに発するように、have toも使ってみてくださいね!
〇〇 hurts.(〇〇が痛い)
子育てでとってもよく使う「痛い」という表現。
少しトリッキーで難しいのですが、動詞hurtを使うのが一般的です。
動詞hurtの使い方
- My ear hurts.(耳が痛い)
- My arm hurts.(腕が痛い)
- My neck hurts.(首が痛い)
こんな感じです。
どれも単数形(ear, arm, neck)なので、動詞hurtにはsがついていますが、もしears(両耳)だったらこのsを外して、「My ears hurt.」になりますね。
ちなみに…
「頭痛」や「腹痛」のように、その痛み自体に名前がついているものもあります。
- Headache(頭痛)
- Stomachache(腹痛)
- Toothache(歯痛)
これらの場合は、I have a headache.のように、haveを使いますよ。
Close!(惜しい!)
子どもとクイズで遊んでいるときなどに使える「惜しい!」という表現も、英語だとシンプル。
Closeで、直訳は「近い」となります。そのままですね。
間違っていることをストレートに指摘せず、ポジティブに正解に導く「Close」や「Almost」という表現も、英語ならではですよね。
Are you alright?(大丈夫?)
いろんな場面で使える、誰かを心配するときの表現。
基本的なフレーズとして覚えておきましょう!
他にもこんな表現があるよ
- Are you okay?
- Are you fine?
- Is everything ok?
Don't worry!(大丈夫だよ!)
日本人にとっても浸透しているフレーズですが、ネイティブもたくさん使います。
特に、何か心配事がある人に対して「大丈夫だよ!うまくいくよ」と励ましたり、心配いらないことを強調するときにさらっと言えたらスマートですね。
こんなふうに使おう
- Don't worry! I'm better now.(心配しないで、もう体調良くなったよ)
- Are you nervous? Don't worry!(緊張してるの?大丈夫だって!)
- Don't worry. It's gonna be okay.(大丈夫だよ、うまくいくよ)
Let me try!(やってみたい!)
子どもは何でもやりたがりますよね。
「やらせて~!」「私も私も!」と寄ってくる子どもをイメージしてみてください。
ネイティブの子どもたちは「Let me try!」を連発します。
中学英語で習うLet me+動詞という構文、なんだか小難しい…という人もいるでしょう。
しかしネイティブの子供は、日常生活の中でいとも簡単に覚えてしまうんです。
他にもあるLet me構文
- Let me see.(どれどれ、見せてごらん)
- Let me think.(うーん…)※考えるとき
- Let me go first.(私が先に行くよ)
How many?(何個?)
5W1Hがつく疑問文は語順が入れ替わったりして、頭の中で考えるのが難しいですよね。
ネイティブの子供は、省略形からカジュアルに使っていきますよ。
How many chocolate do you want?(チョコレート何個要る?)という質問も、さらっと「How many?」で済ませることも多いんです。
全部を完璧に話そうとしなくて大丈夫。
親御さんがHow many?って語りかけをして、子供がHow many?ばかり使って文章を話せなくたって、いいじゃないですか。
正しいインプットさえ継続していれば、子供はHow manyが省略形だってことにもすぐ気が付きますよ。
いきなり文章をペラペラ話すレベルを目指すのではなく、まずは省略形をカジュアルに使ってみることから始めてみてくださいね。
Careful!(気を付けて!)
こちらも省略形で、正式にはBe careful.という命令文になります。
ネイティブはカジュアルに「Careful!」と、重要な部分だけを伝えるかたちで使いますよ。
とっさに「気を付けて!」「よく見て!」と子供に言いたいときは、できるだけ短い文章のほうがいいですよね。
Good for you!(やったじゃん!)
相手に起きた幸運を喜ぶときの一言。
直訳のとおり「あなたにとって良かった」という意味で使えます。
- 何かに成功した人に
- ラッキーなことがあった人に
- 嬉しそうな顔を見たとき
こんなときに、Good for you!と声を掛けてあげると、みんながハッピーになりますね!
What's wrong?(どうしたの?)
子育てでとっても使える表現の1つ。
元気がなかったり、納得のいっていない顔をしていたらかけてあげたい言葉「What's wrong?」。
こんなフレーズも使える!
- What happened?(何があったの?)
- What's going on?(何が起きてるの?)
まとめ:英語を話せるようになるには「使う」こと!
日常会話レベルを目指すには、何よりも日常会話を練習するのが一番効果的です。
簡単なフレーズや、ネイティブの子どもが覚える表現から少しずつ慣れていったり、オンライン英会話で会話相手を見つけたり…
英語を「使う」ことを常に意識していれば、バイリンガルに近づいていくでしょう。
便利な時代になりましたから、家庭で英語を使うことはそれほど難しくなくなってきました。
子どもに英語を話せるようになってほしい!
そう思っている親御さんは、無理なくできることから始めてみてくださいね。
あわせて読みたい
-
子供の英語はインプットが基本!効果的な方法を年齢別に紹介
おうち英語ママ子供の英語習得にはインプットが大事っていうよね おうち英語ママ自宅で簡単にインプットする方法ってあるのかな? 英語習得の基本中の基本である、インプット。 ...
続きを見る
-
子供が英語で会話できるようになるためすべきこととは
子供には英語で会話ができるようになってほしい! そう願って英語教育を始めたご家庭向けに、子供が英語の会話をマスターする方法についてお伝えします。 ...
続きを見る
-
【初心者向け】子供に英語で声かけしてみよう!簡単フレーズ集
小学校3年生から英語の授業が始まり、どんどん英語が身近で必要な存在になってきています。 自宅で気軽にできる英語教育として、子供に英語で声かけをするという方法があります。 わが家のおうち英語でもいろいろな方法を試す中で、英語の声かけに大きな効果を感じました。 ...
続きを見る
ブログランキングに参加しています!
クリックしていただけると、とっても励みになります✨